【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期の名古屋市名港線 (名古屋港駅～金山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.3万円/坪(14.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -41.4％( -34.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(１年前(2020年)に比べて +10.0％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 67.5 坪 (昨年 69.1 坪から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。東海通駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東海通駅で昨年に比べ +24.8 ％、坪単価は 47.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(東海通駅)は +24.8 ％(坪単価 +9.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(日比野駅)は -67.7 ％(坪単価 -52.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.0 ％ → 2021年 22.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 14.7 分、+85.2 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 181万円/坪(54.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -55.0％( -221.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日比野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -67.7％( -52.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +20.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 名古屋市名港線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 名古屋港駅 | - | - | 42.5万/坪 (42.4坪) |
| 築地口駅 | 40.3万/坪 (64.3坪) | 44.7万/坪 (51.4坪) | - |
| 港区役所駅 | - | - | - |
| 東海通駅 | 47.9万/坪 (38.6坪) | 38.4万/坪 (82.4坪) | 47.3万/坪 (44.9坪) |
| 六番町駅 | 64.6万/坪 (45.4坪) | 58.9万/坪 (41.1坪) | 57.9万/坪 (24.2坪) |
| 日比野駅 | 24.8万/坪 (74.5坪) | 77.0万/坪 (88.5坪) | 31.0万/坪 (48.7坪) |
| 金山駅 | 181万/坪 (109坪) | 402万/坪 (34.8坪) | 124万/坪 (63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東海通駅 47.9 万/坪(昨年同期比 +24.8 ％)
東海通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.9万円/坪(14.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +24.8％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 82.4 坪から -53.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 10.5 分 → 2021年 12.2 分、+16.7 ％と増加)
日比野駅 24.8 万/坪(昨年同期比 -67.7 ％)
日比野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -67.7％( -52.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +20.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 74.5 坪 (昨年 88.5 坪から -15.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.7 分 → 2021年 19.1 分、+119.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示