【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期のあおなみ線 (名古屋駅～野跡駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 199万円/坪(60.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +363.7％( +156.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 95.7 坪 (昨年 49.1 坪から +94.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。中島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは中島駅で昨年に比べ +29.7 ％、坪単価は 53.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(中島駅、港北駅)は +24.8 ％(坪単価 +9.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(稲永駅、荒子川公園駅)は -41.7 ％(坪単価 -16.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 ％ → 2022年 12.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.6 分 → 2022年 18.1 分、+23.8 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南荒子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +2.7％( +1.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲永駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -48.3％( -18.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| あおなみ線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 名古屋駅 | 1,350万/坪 (127坪) | - | 139万/坪 (64.3坪) |
| ささしまライブ駅 | 48.5万/坪 (22.7坪) | - | - |
| 小本駅 | - | 60.0万/坪 (80.2坪) | - |
| 荒子駅 | 49.6万/坪 (32.5坪) | 56.7万/坪 (63.5坪) | 59.2万/坪 (109坪) |
| 南荒子駅 | 62.6万/坪 (65.0坪) | 60.9万/坪 (45.4坪) | 53.0万/坪 (46.1坪) |
| 中島駅 | 53.1万/坪 (58.5坪) | 41.0万/坪 (48.2坪) | 45.1万/坪 (62.0坪) |
| 港北駅 | 34.7万/坪 (87.1坪) | 28.9万/坪 (36.7坪) | 26.3万/坪 (187坪) |
| 荒子川公園駅 | 26.4万/坪 (135坪) | 40.7万/坪 (39.3坪) | 38.2万/坪 (63.5坪) |
| 稲永駅 | 19.2万/坪 (333坪) | 37.2万/坪 (48.4坪) | 27.0万/坪 (77.8坪) |
| 野跡駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中島駅 53.1 万/坪(昨年同期比 +29.7 ％)
中島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.1万円/坪(16.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +29.7％( +12.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -72.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 48.2 坪から +21.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 14.8 分 → 2022年 16.3 分、+10.2 ％と増加)
港北駅 34.7 万/坪(昨年同期比 +19.9 ％)
港北駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.7万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +19.9％( +5.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +125.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.1 坪 (昨年 36.7 坪から +137.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.2 分 → 2022年 29.1 分、+90.9 ％と大きく増加)
稲永駅 19.2 万/坪(昨年同期比 -48.3 ％)
稲永駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -48.3％( -18.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 48.4 坪から +587.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 8.0 分、-73.3 ％と大きく減少)
荒子川公園駅 26.4 万/坪(昨年同期比 -35.0 ％)
荒子川公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -35.0％( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 134.8 坪 (昨年 39.3 坪から +242.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 21.0 分 → 2022年 23.6 分、+12.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示