【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年4月〜6月期のJR徳島線 (佃駅～佐古駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -6.8％( -0.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 57 件(１年前(2018年)に比べて -32.1％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 125.8 坪 (昨年 133.5 坪から -5.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。下浦駅、石井駅、蔵本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは穴吹駅で昨年に比べ +438.1 ％、坪単価は 12.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(穴吹駅、阿波山川駅)は +338.0 ％(坪単価 +7.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鴨島駅、鮎喰駅)は -45.3 ％(坪単価 -5.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.1 分 → 2019年 22.9 分、-23.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.8 ％ → 2019年 7.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 3.6 ％ → 2019年 1.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった蔵本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.3万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +33.3％( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった学駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -4.0％( -0.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -81.8％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR徳島線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佃駅 | - | - | - |
| 辻駅 | - | 7.4万/坪 (106坪) | - |
| 阿波加茂駅 | 6.8万/坪 (98.8坪) | 7.2万/坪 (68.1坪) | - |
| 三加茂駅 | - | - | - |
| 江口駅 | - | - | 1.1万/坪 (103坪) |
| 阿波半田駅 | - | 0.3万/坪 (75.6坪) | 5.6万/坪 (66.6坪) |
| 貞光駅 | - | - | 4.7万/坪 (27.2坪) |
| 小島駅 | - | 1.4万/坪 (154坪) | - |
| 穴吹駅 | 12.1万/坪 (71.8坪) | 2.2万/坪 (204坪) | 2.4万/坪 (407坪) |
| 川田駅 | - | 2.8万/坪 (150坪) | 8.0万/坪 (454坪) |
| 阿波山川駅 | 7.7万/坪 (202坪) | 2.3万/坪 (189坪) | - |
| 山瀬駅 | - | - | - |
| 学駅 | 1.3万/坪 (207坪) | 1.4万/坪 (182坪) | 0.4万/坪 (303坪) |
| 阿波川島駅 | - | 1.5万/坪 (305坪) | 3.6万/坪 (60.5坪) |
| 西麻植駅 | 8.7万/坪 (90.8坪) | - | - |
| 鴨島駅 | 5.5万/坪 (146坪) | 10.3万/坪 (101坪) | 8.2万/坪 (201坪) |
| 麻植塚駅 | 1.9万/坪 (242坪) | - | - |
| 牛島駅 | - | 7.3万/坪 (40.8坪) | 4.5万/坪 (133坪) |
| 下浦駅 | 13.0万/坪 (84.7坪) | 9.7万/坪 (19.7坪) | 5.2万/坪 (127坪) |
| 石井駅 | 10.0万/坪 (73.4坪) | 7.8万/坪 (126坪) | 9.6万/坪 (67.3坪) |
| 府中駅 | 9.6万/坪 (107坪) | 9.2万/坪 (234坪) | 8.0万/坪 (363坪) |
| 鮎喰駅 | 7.7万/坪 (169坪) | 13.8万/坪 (104坪) | 18.9万/坪 (55.5坪) |
| 蔵本駅 | 30.3万/坪 (66.6坪) | 22.7万/坪 (71.1坪) | 16.9万/坪 (70.1坪) |
| 佐古駅 | 19.6万/坪 (51.8坪) | 27.5万/坪 (95.5坪) | 31.6万/坪 (49.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
穴吹駅 12.1 万/坪(昨年同期比 +438.1 ％)
穴吹駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +438.1％( +9.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 204.2 坪から -64.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 30.0 分 → 2019年 25.5 分、-15.0 ％と減少)
阿波山川駅 7.7 万/坪(昨年同期比 +237.9 ％)
阿波山川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +237.9％( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 201.7 坪 (昨年 189.2 坪から +6.6 ％増)。
鴨島駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -46.3 ％)
鴨島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -46.3％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2018年)に比べて +22.2％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 145.7 坪 (昨年 100.6 坪から +44.8 ％増)。
鮎喰駅 7.7 万/坪(昨年同期比 -44.4 ％)
鮎喰駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -44.4％( -6.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 168.6 坪 (昨年 103.8 坪から +62.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 19.0 分 → 2019年 21.0 分、+10.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示