【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期のJR可部線 (横川駅～あき亀山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.6万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +13.0％( +3.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 30 件(１年前(2018年)に比べて -28.6％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.9 坪 (昨年 81.6 坪から -11.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。古市橋駅、緑井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは可部駅で昨年に比べ +223.8 ％、坪単価は 12.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(可部駅、梅林駅)は +209.1 ％(坪単価 +12.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(あき亀山駅、安芸長束駅)は -27.9 ％(坪単価 -6.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 44.0 分 → 2019年 30.4 分、-30.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.1 ％ → 2019年 16.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下祇園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +117.8％( +45.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった可部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +223.8％( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2018年)に比べて -46.7％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR可部線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 横川駅 | - | 74.5万/坪 (34.8坪) | 73.7万/坪 (39.3坪) |
| 安芸長束駅 | 28.1万/坪 (45.2坪) | 32.4万/坪 (159坪) | 37.5万/坪 (59.3坪) |
| 下祇園駅 | 84.4万/坪 (43.9坪) | 38.7万/坪 (89.2坪) | 64.0万/坪 (95.3坪) |
| 古市橋駅 | 74.1万/坪 (57.5坪) | 38.6万/坪 (124坪) | 57.4万/坪 (43.1坪) |
| 大町駅 | - | - | 56.7万/坪 (42.4坪) |
| 緑井駅 | 68.0万/坪 (52.9坪) | 37.5万/坪 (56.0坪) | 88.2万/坪 (13.6坪) |
| 七軒茶屋駅 | 81.4万/坪 (39.3坪) | 38.3万/坪 (75.6坪) | 48.2万/坪 (80.2坪) |
| 梅林駅 | 25.4万/坪 (62.0坪) | 8.6万/坪 (34.8坪) | 15.8万/坪 (69.6坪) |
| 上八木駅 | - | 21.9万/坪 (28.7坪) | 17.3万/坪 (52.4坪) |
| 中島駅 | 25.2万/坪 (94.5坪) | - | 26.2万/坪 (67.6坪) |
| 可部駅 | 12.0万/坪 (93.4坪) | 3.7万/坪 (100坪) | 9.5万/坪 (78.5坪) |
| 河戸帆待川駅 | 22.7万/坪 (95.3坪) | 25.8万/坪 (42.9坪) | - |
| あき亀山駅 | 12.6万/坪 (97.8坪) | 22.1万/坪 (58.4坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
可部駅 12.0 万/坪(昨年同期比 +223.8 ％)
可部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +223.8％( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2018年)に比べて -46.7％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.4 坪 (昨年 100.2 坪から -6.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 96.8 分 → 2019年 68.1 分、-29.6 ％と大きく減少)
梅林駅 25.4 万/坪(昨年同期比 +194.4 ％)
梅林駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.4万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +194.4％( +16.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 34.8 坪から +78.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 12.5 分、+38.9 ％と大きく増加)
あき亀山駅 12.6 万/坪(昨年同期比 -42.8 ％)
あき亀山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -42.8％( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.8 坪 (昨年 58.4 坪から +67.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 13.3 分 → 2019年 28.0 分、+110.0 ％と大きく増加)
安芸長束駅 28.1 万/坪(昨年同期比 -13.1 ％)
安芸長束駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -13.1％( -4.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 45.2 坪 (昨年 158.8 坪から -71.5 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示