【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年7月〜9月期のアストラムライン (新白島駅～広域公園前駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.5万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -7.1％( -3.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 28 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 106.0 坪 (昨年 86.0 坪から +23.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中筋駅、毘沙門台駅、安東駅、上安駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは毘沙門台駅で昨年に比べ +80.6 ％、坪単価は 56.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(毘沙門台駅、中筋駅)は +68.3 ％(坪単価 +24.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(伴中央駅、大原駅)は -76.7 ％(坪単価 -12.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.8 ％ → 2019年 25.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新白島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 183万円/坪(55.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +8.0％( +13.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伴中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -82.5％( -14.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| アストラムライン | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新白島駅 | 183万/坪 (28.0坪) | 169万/坪 (47.6坪) | - |
| 祇園新橋北駅 | - | 62.2万/坪 (51.4坪) | 10.9万/坪 (87.7坪) |
| 西原駅 | 72.8万/坪 (121坪) | 82.6万/坪 (24.2坪) | - |
| 中筋駅 | 66.1万/坪 (34.8坪) | 42.4万/坪 (36.3坪) | - |
| 古市駅 | - | - | 41.0万/坪 (50.7坪) |
| 大町駅 | 31.6万/坪 (34.8坪) | 27.5万/坪 (54.5坪) | 48.2万/坪 (112坪) |
| 毘沙門台駅 | 56.2万/坪 (303坪) | 31.1万/坪 (51.4坪) | 11.6万/坪 (80.2坪) |
| 安東駅 | 40.6万/坪 (53.7坪) | 29.2万/坪 (51.4坪) | 20.7万/坪 (78.1坪) |
| 上安駅 | 26.2万/坪 (191坪) | 18.3万/坪 (160坪) | 18.2万/坪 (60.5坪) |
| 高取駅 | 39.6万/坪 (36.3坪) | - | - |
| 長楽寺駅 | 23.7万/坪 (59.0坪) | - | 25.7万/坪 (54.5坪) |
| 伴駅 | 3.4万/坪 (66.6坪) | - | 27.3万/坪 (33.3坪) |
| 大原駅 | 3.8万/坪 (97.3坪) | 12.9万/坪 (53.7坪) | 6.6万/坪 (52.9坪) |
| 伴中央駅 | 3.2万/坪 (272坪) | 18.0万/坪 (49.9坪) | 2.7万/坪 (252坪) |
| 大塚駅 | 35.4万/坪 (106坪) | 30.1万/坪 (131坪) | 40.0万/坪 (57.5坪) |
| 広域公園前駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
毘沙門台駅 56.2 万/坪(昨年同期比 +80.6 ％)
毘沙門台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +80.6％( +25.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 51.4 坪から +488.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 23.0 分 → 2019年 8.0 分、-65.2 ％と大きく減少)
中筋駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +56.0 ％)
中筋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +56.0％( +23.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 36.3 坪から -4.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 15.0 分 → 2019年 24.0 分、+60.0 ％と大きく増加)
伴中央駅 3.2 万/坪(昨年同期比 -82.5 ％)
伴中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -82.5％( -14.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 272.3 坪 (昨年 49.9 坪から +445.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 9.0 分、+125.0 ％と大きく増加)
大原駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -70.8 ％)
大原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -70.8％( -9.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 97.3 坪 (昨年 53.7 坪から +81.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 19.5 分 → 2019年 23.0 分、+17.9 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示