【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期の東北新幹線 (一ノ関駅～二戸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -5.8％( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 64 件(１年前(2022年)に比べて +8.5％( +5件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 129.4 坪 (昨年 98.6 坪から +31.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。盛岡駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはいわて沼宮内駅で昨年に比べ +6449.9 ％、坪単価は 5.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(いわて沼宮内駅、新花巻駅)は +3278.5 ％(坪単価 +4.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二戸駅、北上駅)は -33.2 ％(坪単価 -3.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 29.9 分 → 2023年 26.4 分、-11.7 ％と減少)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.5万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +5.4％( +1.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2022年)に比べて +4.2％( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったいわて沼宮内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +6449.9％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東北新幹線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 一ノ関駅 | 7.6万/坪 (191坪) | 7.3万/坪 (141坪) | 8.6万/坪 (131坪) |
| 水沢江刺駅 | - | - | - |
| 北上駅 | 8.0万/坪 (134坪) | 10.0万/坪 (104坪) | 8.0万/坪 (117坪) |
| 新花巻駅 | 7.1万/坪 (106坪) | 3.4万/坪 (175坪) | - |
| 盛岡駅 | 22.5万/坪 (58.6坪) | 21.3万/坪 (70.3坪) | 23.8万/坪 (79.0坪) |
| いわて沼宮内駅 | 5.0万/坪 (234坪) | 0.08万/坪 (130坪) | 2.2万/坪 (63.5坪) |
| 二戸駅 | 6.4万/坪 (306坪) | 11.9万/坪 (149坪) | 6.7万/坪 (198坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
いわて沼宮内駅 5.0 万/坪(昨年同期比 +6449.9 ％)
いわて沼宮内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +6449.9％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 233.9 坪 (昨年 130.1 坪から +79.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 120.0 分 → 2023年 22.7 分、-81.1 ％と大きく減少)
新花巻駅 7.1 万/坪(昨年同期比 +107.1 ％)
新花巻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +107.1％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 175.5 坪から -39.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 6.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
二戸駅 6.4 万/坪(昨年同期比 -46.5 ％)
二戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.4万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -46.5％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 305.5 坪 (昨年 149.2 坪から +104.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 23.0 分 → 2023年 11.2 分、-51.3 ％と大きく減少)
北上駅 8.0 万/坪(昨年同期比 -19.9 ％)
北上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.0万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -19.9％( -2.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2022年)に比べて +4.8％( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均土地面積は 134.5 坪 (昨年 104.4 坪から +28.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 26.0 分 → 2023年 29.6 分、+13.8 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示