【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の東北新幹線 (一ノ関駅~二戸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.2万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +8.3%( +1.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 59 件(1年前(2021年)に比べて -32.2%( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 98.6 坪 (昨年 112.5 坪から -12.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。北上駅、二戸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは二戸駅で昨年に比べ +77.8 %、坪単価は 11.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(二戸駅)は +77.8 %(坪単価 +5.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(いわて沼宮内駅)は -96.5 %(坪単価 -2.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 26.6 分 → 2022年 29.9 分、+12.4 %と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.3万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -10.4%( -2.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -14.3%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったいわて沼宮内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.08万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -96.5%( -2.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
東北新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
一ノ関駅 | 7.3万/坪 (141坪) | 8.6万/坪 (131坪) | 8.6万/坪 (74.9坪) |
水沢江刺駅 | - | - | - |
北上駅 | 10.0万/坪 (104坪) | 8.0万/坪 (117坪) | 6.3万/坪 (152坪) |
新花巻駅 | 3.4万/坪 (175坪) | - | - |
盛岡駅 | 21.3万/坪 (70.3坪) | 23.8万/坪 (79.0坪) | 19.6万/坪 (64.9坪) |
いわて沼宮内駅 | 0.08万/坪 (130坪) | 2.2万/坪 (63.5坪) | 4.3万/坪 (60.5坪) |
二戸駅 | 11.9万/坪 (149坪) | 6.7万/坪 (198坪) | 4.9万/坪 (163坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
二戸駅 11.9 万/坪(昨年同期比 +77.8 %)
二戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +77.8%( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 149.2 坪 (昨年 197.8 坪から -24.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.4 分 → 2022年 23.0 分、+49.4 %と大きく増加)
いわて沼宮内駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -96.5 %)
いわて沼宮内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.08万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -96.5%( -2.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 63.5 坪から +104.8 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示