【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年7月〜9月期の東北新幹線 (一ノ関駅~二戸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +0.1%( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 71 件(1年前(2019年)に比べて -14.5%( -12件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 94.8 坪 (昨年 101.2 坪から -6.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。一ノ関駅、二戸駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは北上駅で昨年に比べ -36.1 %、坪単価は 6.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(いわて沼宮内駅)は +1031.4 %(坪単価 +3.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(北上駅)は -36.1 %(坪単価 -3.6 万円/坪)の下落。
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +4.8%( +0.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2019年)に比べて -7.3%( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったいわて沼宮内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +1031.4%( +3.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
東北新幹線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
一ノ関駅 | 8.6万/坪 (74.9坪) | 10.0万/坪 (131坪) | 8.9万/坪 (103坪) |
水沢江刺駅 | - | - | - |
北上駅 | 6.3万/坪 (152坪) | 9.9万/坪 (120坪) | 9.5万/坪 (125坪) |
新花巻駅 | - | 5.0万/坪 (115坪) | 3.7万/坪 (103坪) |
盛岡駅 | 19.6万/坪 (64.9坪) | 18.7万/坪 (69.7坪) | 18.4万/坪 (78.7坪) |
いわて沼宮内駅 | 4.3万/坪 (60.5坪) | 0.4万/坪 (263坪) | 1.9万/坪 (135坪) |
二戸駅 | 4.9万/坪 (163坪) | 5.7万/坪 (148坪) | 7.7万/坪 (66.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
いわて沼宮内駅 4.3 万/坪(昨年同期比 +1031.4 %)
いわて沼宮内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +1031.4%( +3.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 263.2 坪から -77.0 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 11.0 分、+83.3 %と大きく増加)
北上駅 6.3 万/坪(昨年同期比 -36.1 %)
北上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -36.1%( -3.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて -5.3%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 152.1 坪 (昨年 119.6 坪から +27.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 30.6 分 → 2020年 25.9 分、-15.3 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示