【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期のJR山陽本線 (和木駅～下関駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +4.8％( +0.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 193 件(１年前(2018年)に比べて -11.9％( -26件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 121.3 坪 (昨年 126.0 坪から -3.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅減少。
値上がりした駅数は 17 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。南岩国駅、柳井駅、下松駅、徳山駅、新山口駅、小野田駅、埴生駅、長府駅、新下関駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは厚東駅で昨年に比べ +456.2 ％、坪単価は 2.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(厚東駅、光駅)は +316.7 ％(坪単価 +4.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(和木駅、下関駅)は -58.3 ％(坪単価 -10.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.9 ％ → 2019年 5.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +4.0％( +0.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて -18.2％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった厚東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +456.2％( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR山陽本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和木駅 | 4.2万/坪 (189坪) | 17.9万/坪 (182坪) | 15.4万/坪 (32.5坪) |
| 岩国駅 | 20.8万/坪 (73.4坪) | 20.0万/坪 (74.3坪) | 21.6万/坪 (99.4坪) |
| 南岩国駅 | 20.3万/坪 (76.4坪) | 14.1万/坪 (125坪) | 22.4万/坪 (55.0坪) |
| 藤生駅 | - | - | 10.2万/坪 (236坪) |
| 通津駅 | - | - | 4.5万/坪 (66.6坪) |
| 由宇駅 | - | 9.2万/坪 (68.7坪) | 9.4万/坪 (58.0坪) |
| 神代駅 | - | - | - |
| 大畠駅 | 3.4万/坪 (142坪) | 3.1万/坪 (101坪) | 1.8万/坪 (181坪) |
| 柳井港駅 | - | 8.7万/坪 (150坪) | 3.3万/坪 (45.4坪) |
| 柳井駅 | 6.4万/坪 (117坪) | 4.9万/坪 (241坪) | 7.4万/坪 (121坪) |
| 田布施駅 | 3.8万/坪 (95.5坪) | 3.7万/坪 (107坪) | 4.1万/坪 (175坪) |
| 岩田駅 | - | 5.3万/坪 (72.6坪) | 4.8万/坪 (75.6坪) |
| 島田駅 | 9.9万/坪 (127坪) | 12.9万/坪 (54.5坪) | 9.6万/坪 (93.3坪) |
| 光駅 | 10.2万/坪 (104坪) | 3.7万/坪 (148坪) | 10.4万/坪 (81.4坪) |
| 下松駅 | 13.9万/坪 (64.9坪) | 9.5万/坪 (119坪) | 10.0万/坪 (103坪) |
| 櫛ケ浜駅 | 11.7万/坪 (149坪) | 13.1万/坪 (184坪) | 5.8万/坪 (72.6坪) |
| 徳山駅 | 20.3万/坪 (127坪) | 15.3万/坪 (88.1坪) | 13.9万/坪 (146坪) |
| 新南陽駅 | 10.6万/坪 (116坪) | 12.9万/坪 (84.2坪) | 16.9万/坪 (87.1坪) |
| 福川駅 | 10.8万/坪 (62.8坪) | - | - |
| 戸田駅 | - | 1.6万/坪 (299坪) | 2.1万/坪 (163坪) |
| 富海駅 | 6.5万/坪 (151坪) | - | 3.1万/坪 (130坪) |
| 防府駅 | 8.2万/坪 (142坪) | 8.4万/坪 (173坪) | 5.1万/坪 (136坪) |
| 大道駅 | 5.7万/坪 (137坪) | - | 3.3万/坪 (136坪) |
| 四辻駅 | - | 2.3万/坪 (144坪) | - |
| 新山口駅 | 15.1万/坪 (48.4坪) | 10.7万/坪 (49.9坪) | 18.9万/坪 (120坪) |
| 嘉川駅 | 7.1万/坪 (189坪) | 3.2万/坪 (186坪) | 2.2万/坪 (200坪) |
| 本由良駅 | - | - | - |
| 厚東駅 | 2.6万/坪 (75.6坪) | 0.5万/坪 (424坪) | 1.4万/坪 (185坪) |
| 宇部駅 | 7.0万/坪 (159坪) | 8.8万/坪 (89.9坪) | 8.6万/坪 (90.5坪) |
| 小野田駅 | 8.3万/坪 (83.2坪) | 6.8万/坪 (149坪) | 3.8万/坪 (281坪) |
| 厚狭駅 | 3.9万/坪 (209坪) | 5.0万/坪 (77.5坪) | 6.3万/坪 (87.4坪) |
| 埴生駅 | 8.4万/坪 (36.3坪) | 4.5万/坪 (67.3坪) | 2.5万/坪 (349坪) |
| 小月駅 | 6.3万/坪 (162坪) | 5.8万/坪 (155坪) | 5.7万/坪 (204坪) |
| 長府駅 | 14.4万/坪 (84.4坪) | 8.9万/坪 (115坪) | 9.8万/坪 (104坪) |
| 新下関駅 | 20.0万/坪 (172坪) | 13.1万/坪 (75.4坪) | 16.0万/坪 (95.0坪) |
| 幡生駅 | 15.0万/坪 (105坪) | 7.4万/坪 (219坪) | - |
| 下関駅 | 10.3万/坪 (115坪) | 17.3万/坪 (60.1坪) | 19.2万/坪 (132坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
厚東駅 2.6 万/坪(昨年同期比 +456.2 ％)
厚東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +456.2％( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 423.5 坪から -82.1 ％減)。
光駅 10.2 万/坪(昨年同期比 +177.3 ％)
光駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.2万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +177.3％( +6.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 104.1 坪 (昨年 148.2 坪から -29.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 60.0 分 → 2019年 24.4 分、-59.3 ％と大きく減少)
和木駅 4.2 万/坪(昨年同期比 -76.3 ％)
和木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -76.3％( -13.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 188.6 坪 (昨年 181.5 坪から +3.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 8.8 分 → 2019年 10.3 分、+18.1 ％と増加)
下関駅 10.3 万/坪(昨年同期比 -40.3 ％)
下関駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -40.3％( -7.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2018年)に比べて +85.7％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 114.8 坪 (昨年 60.1 坪から +91.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 23.1 分 → 2019年 27.2 分、+17.7 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示