【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年7月〜9月期の山陽新幹線 (新岩国駅~新下関駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +31.2%( +3.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2019年)に比べて -3.8%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 95.1 坪 (昨年 100.3 坪から -5.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。新岩国駅、徳山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新岩国駅で昨年に比べ +27.1 %、坪単価は 25.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(新岩国駅)は +27.1 %(坪単価 +5.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新山口駅)は -22.3 %(坪単価 -1.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.2 分 → 2020年 34.8 分、+115.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 7.7 % → 2020年 4.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新岩国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +27.1%( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった厚狭駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +11.6%( +0.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新岩国駅 | 25.8万/坪 (124坪) | 20.3万/坪 (220坪) | 11.8万/坪 (136坪) |
徳山駅 | 18.5万/坪 (77.6坪) | 14.8万/坪 (47.5坪) | 17.1万/坪 (72.1坪) |
新山口駅 | 6.6万/坪 (60.5坪) | 8.4万/坪 (93.3坪) | 15.3万/坪 (53.7坪) |
厚狭駅 | 5.6万/坪 (245坪) | 5.0万/坪 (81.7坪) | 3.1万/坪 (111坪) |
新下関駅 | 16.8万/坪 (95.6坪) | 15.6万/坪 (126坪) | 14.3万/坪 (135坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新岩国駅 25.8 万/坪(昨年同期比 +27.1 %)
新岩国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +27.1%( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 219.8 坪から -43.6 %減)。
新山口駅 6.6 万/坪(昨年同期比 -22.3 %)
新山口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -22.3%( -1.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 93.3 坪から -35.1 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示