【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜12月期の山陽新幹線 (新岩国駅～新下関駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.3万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +11.2％( +1.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 85 件(１年前(2018年)に比べて -31.5％( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 114.1 坪 (昨年 102.4 坪から +11.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。新岩国駅、厚狭駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新岩国駅で昨年に比べ +66.6 ％、坪単価は 20.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(新岩国駅)は +66.6 ％(坪単価 +8.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新山口駅)は -5.3 ％(坪単価 -0.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 27.7 分 → 2019年 19.6 分、-29.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.8 ％ → 2019年 2.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新岩国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.3万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +66.6％( +8.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった厚狭駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +44.5％( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2018年)に比べて -45.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 山陽新幹線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新岩国駅 | 20.3万/坪 (220坪) | 12.2万/坪 (104坪) | 11.6万/坪 (154坪) |
| 徳山駅 | 18.5万/坪 (101坪) | 18.3万/坪 (107坪) | 14.6万/坪 (121坪) |
| 新山口駅 | 14.2万/坪 (111坪) | 15.0万/坪 (114坪) | 17.0万/坪 (107坪) |
| 厚狭駅 | 5.6万/坪 (114坪) | 3.9万/坪 (90.7坪) | 6.3万/坪 (126坪) |
| 新下関駅 | 18.1万/坪 (118坪) | 16.2万/坪 (98.3坪) | 12.4万/坪 (152坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新岩国駅 20.3 万/坪(昨年同期比 +66.6 ％)
新岩国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.3万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +66.6％( +8.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 219.8 坪 (昨年 103.9 坪から +111.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 6.0 分 → 2019年 6.7 分、+11.1 ％と増加)
新山口駅 14.2 万/坪(昨年同期比 -5.3 ％)
新山口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.2万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -5.3％( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 110.7 坪 (昨年 113.7 坪から -2.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 13.2 分 → 2019年 11.0 分、-17.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示