【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR高山本線 (猪谷駅～富山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.9万円/坪(5.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +7.3％( +1.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 166 件(１年前(2021年)に比べて -17.4％( -35件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 82.5 坪 (昨年 98.1 坪から -15.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。楡原駅、笹津駅、千里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東八尾駅で昨年に比べ +194.9 ％、坪単価は 9.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(東八尾駅、楡原駅)は +143.9 ％(坪単価 +4.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(越中八尾駅、西富山駅)は -19.5 ％(坪単価 -1.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.5 ％ → 2022年 0.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.5万円/坪(7.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -6.5％( -1.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 96 件(１年前(2021年)に比べて -4.0％( -4件/坪)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった楡原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +93.0％( +1.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR高山本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 猪谷駅 | - | - | - |
| 楡原駅 | 2.8万/坪 (28.7坪) | 1.4万/坪 (16.6坪) | - |
| 笹津駅 | 7.1万/坪 (94.4坪) | 3.8万/坪 (81.0坪) | 6.5万/坪 (128坪) |
| 東八尾駅 | 9.9万/坪 (74.1坪) | 3.4万/坪 (59.7坪) | 3.1万/坪 (121坪) |
| 越中八尾駅 | 3.1万/坪 (78.7坪) | 4.2万/坪 (143坪) | 3.6万/坪 (111坪) |
| 千里駅 | 7.4万/坪 (91.2坪) | 5.2万/坪 (95.6坪) | 4.5万/坪 (129坪) |
| 速星駅 | 10.8万/坪 (84.3坪) | 9.8万/坪 (129坪) | 9.3万/坪 (114坪) |
| 婦中鵜坂駅 | 8.8万/坪 (113坪) | 8.2万/坪 (144坪) | 7.7万/坪 (123坪) |
| 西富山駅 | 12.2万/坪 (127坪) | 13.9万/坪 (59.2坪) | 12.9万/坪 (65.6坪) |
| 富山駅 | 24.5万/坪 (72.5坪) | 26.2万/坪 (90.7坪) | 24.0万/坪 (72.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東八尾駅 9.9 万/坪(昨年同期比 +194.9 ％)
東八尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +194.9％( +6.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 59.7 坪から +24.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 27.0 分 → 2022年 30.0 分、+11.1 ％と増加)
楡原駅 2.8 万/坪(昨年同期比 +93.0 ％)
楡原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +93.0％( +1.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 16.6 坪から +72.7 ％増)。
越中八尾駅 3.1 万/坪(昨年同期比 -26.8 ％)
越中八尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -26.8％( -1.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -91.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 142.6 坪から -44.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 23.6 分 → 2022年 6.0 分、-74.6 ％と大きく減少)
西富山駅 12.2 万/坪(昨年同期比 -12.3 ％)
西富山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -12.3％( -1.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +83.3％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 59.2 坪から +114.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 9.5 分 → 2022年 8.3 分、-12.9 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 9.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示