【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期の富山地方鉄道本線 (電鉄富山駅~宇奈月温泉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -8.4%( -0.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 143 件(1年前(2022年)に比べて -23.1%( -43件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 100.0 坪 (昨年 103.8 坪から -3.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。滑川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは電鉄石田駅で昨年に比べ +238.4 %、坪単価は 5.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(電鉄石田駅、浜加積駅)は +199.0 %(坪単価 +4.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(栃屋駅、若栗駅)は -81.8 %(坪単価 -4.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.3 % → 2023年 13.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新庄田中駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +16.5%( +2.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて -61.5%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栃屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.24万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -89.4%( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
富山地方鉄道本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
電鉄富山駅 | - | - | - |
稲荷町駅 | - | 1.7万/坪 (151坪) | 12.4万/坪 (43.9坪) |
新庄田中駅 | 16.1万/坪 (57.8坪) | 13.8万/坪 (80.9坪) | 12.6万/坪 (137坪) |
東新庄駅 | 12.8万/坪 (80.0坪) | 11.8万/坪 (112坪) | 12.8万/坪 (121坪) |
越中荏原駅 | 10.8万/坪 (85.4坪) | 10.3万/坪 (107坪) | 9.2万/坪 (88.5坪) |
越中三郷駅 | 4.0万/坪 (185坪) | 7.1万/坪 (184坪) | 5.9万/坪 (79.0坪) |
越中舟橋駅 | 8.4万/坪 (57.2坪) | 7.5万/坪 (101坪) | 11.9万/坪 (59.7坪) |
寺田駅 | - | - | 10.7万/坪 (48.4坪) |
越中泉駅 | - | - | - |
相ノ木駅 | - | 6.3万/坪 (72.6坪) | 1.3万/坪 (303坪) |
新相ノ木駅 | 1.6万/坪 (21.2坪) | 3.5万/坪 (31.8坪) | 6.8万/坪 (87.7坪) |
上市駅 | 4.4万/坪 (97.3坪) | 4.3万/坪 (52.6坪) | 4.9万/坪 (152坪) |
新宮川駅 | 3.2万/坪 (116坪) | - | 4.2万/坪 (137坪) |
中加積駅 | 2.1万/坪 (187坪) | 6.9万/坪 (93.8坪) | 4.6万/坪 (46.4坪) |
西加積駅 | 8.8万/坪 (514坪) | 3.5万/坪 (146坪) | 6.6万/坪 (170坪) |
西滑川駅 | 5.9万/坪 (71.8坪) | 8.7万/坪 (82.2坪) | 8.8万/坪 (77.7坪) |
中滑川駅 | 4.3万/坪 (87.1坪) | 5.7万/坪 (115坪) | 4.2万/坪 (71.6坪) |
滑川駅 | 6.1万/坪 (113坪) | 5.1万/坪 (121坪) | 6.9万/坪 (108坪) |
浜加積駅 | 9.2万/坪 (68.1坪) | 3.5万/坪 (234坪) | 4.1万/坪 (171坪) |
早月加積駅 | 1.5万/坪 (31.8坪) | 2.6万/坪 (84.7坪) | - |
越中中村駅 | - | - | - |
西魚津駅 | 6.7万/坪 (43.9坪) | 9.6万/坪 (62.0坪) | 4.1万/坪 (83.2坪) |
電鉄魚津駅 | 7.5万/坪 (96.8坪) | 6.6万/坪 (54.3坪) | 7.4万/坪 (79.0坪) |
新魚津駅 | - | - | - |
経田駅 | - | 3.6万/坪 (69.6坪) | 2.6万/坪 (153坪) |
電鉄石田駅 | 5.0万/坪 (115坪) | 1.5万/坪 (42.4坪) | 7.1万/坪 (94.5坪) |
電鉄黒部駅 | 6.0万/坪 (43.1坪) | 9.4万/坪 (98.0坪) | 11.9万/坪 (87.4坪) |
東三日市駅 | 5.9万/坪 (145坪) | 7.8万/坪 (78.8坪) | 10.6万/坪 (80.0坪) |
荻生駅 | 4.4万/坪 (202坪) | 4.4万/坪 (114坪) | 7.0万/坪 (67.6坪) |
長屋駅 | 8.5万/坪 (60.5坪) | 8.1万/坪 (64.1坪) | 4.9万/坪 (96.8坪) |
新黒部駅 | - | - | - |
舌山駅 | - | - | 6.5万/坪 (145坪) |
若栗駅 | 0.8万/坪 (363坪) | 3.2万/坪 (46.9坪) | 4.5万/坪 (96.8坪) |
栃屋駅 | 0.8万/坪 (104坪) | 7.3万/坪 (83.2坪) | 2.1万/坪 (27.2坪) |
浦山駅 | - | 3.0万/坪 (266坪) | - |
下立口駅 | - | - | - |
下立駅 | 1.0万/坪 (25.7坪) | - | - |
愛本駅 | 1.0万/坪 (21.2坪) | - | 0.3万/坪 (36.3坪) |
内山駅 | - | - | - |
音沢駅 | - | 0.4万/坪 (58.2坪) | - |
宇奈月温泉駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
電鉄石田駅 5.0 万/坪(昨年同期比 +238.4 %)
電鉄石田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +238.4%( +3.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2022年)に比べて +366.7%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 42.4 坪から +171.4 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.3 分 → 2023年 15.1 分、+61.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 21.4 %)
浜加積駅 9.2 万/坪(昨年同期比 +159.5 %)
浜加積駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +159.5%( +5.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 234.4 坪から -71.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 42.0 分 → 2023年 14.5 分、-65.5 %と大きく減少)
栃屋駅 0.8 万/坪(昨年同期比 -89.4 %)
栃屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.24万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -89.4%( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 104.4 坪 (昨年 83.2 坪から +25.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.0 分 → 2023年 45.0 分、+1025.0 %と大きく増加)
若栗駅 0.8 万/坪(昨年同期比 -74.2 %)
若栗駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.25万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -74.2%( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 46.9 坪から +674.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.0 分 → 2023年 14.0 分、+250.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示