【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の仙台市南北線 (泉中央駅～富沢駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.7万円/坪(12.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -8.8％( -4.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 100 件(１年前(2022年)に比べて -14.5％( -17件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 99.4 坪 (昨年 105.0 坪から -5.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。八乙女駅、黒松駅、愛宕橋駅、富沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは愛宕橋駅で昨年に比べ +91.5 ％、坪単価は 94.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(愛宕橋駅、富沢駅)は +78.9 ％(坪単価 +33.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(仙台駅、長町駅)は -47.6 ％(坪単価 -44.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.0 ％ → 2023年 7.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった勾当台公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -6.9％( -14.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった泉中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.5万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -5.0％( -1.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 26 件(１年前(2022年)に比べて -18.8％( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
| 仙台市南北線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 泉中央駅 | 22.5万/坪 (103坪) | 23.6万/坪 (106坪) | 18.9万/坪 (99.4坪) |
| 八乙女駅 | 41.8万/坪 (109坪) | 29.0万/坪 (135坪) | 28.6万/坪 (82.7坪) |
| 黒松駅 | 46.8万/坪 (64.7坪) | 36.4万/坪 (60.5坪) | 34.1万/坪 (61.1坪) |
| 旭ケ丘駅 | 36.9万/坪 (168坪) | 38.5万/坪 (60.5坪) | 28.9万/坪 (147坪) |
| 台原駅 | 33.8万/坪 (88.9坪) | 34.4万/坪 (63.5坪) | 18.8万/坪 (92.3坪) |
| 北仙台駅 | 34.6万/坪 (65.0坪) | 45.2万/坪 (79.5坪) | 26.9万/坪 (104坪) |
| 北四番丁駅 | 111万/坪 (129坪) | 118万/坪 (123坪) | 131万/坪 (80.9坪) |
| 勾当台公園駅 | 189万/坪 (84.7坪) | 203万/坪 (125坪) | 207万/坪 (49.2坪) |
| 広瀬通駅 | - | - | - |
| 仙台駅 | 56.5万/坪 (186坪) | 109万/坪 (121坪) | 76.0万/坪 (93.9坪) |
| 五橋駅 | - | - | - |
| 愛宕橋駅 | 94.5万/坪 (106坪) | 49.3万/坪 (98.9坪) | - |
| 河原町駅 | 32.4万/坪 (57.3坪) | 49.5万/坪 (148坪) | 34.3万/坪 (97.4坪) |
| 長町一丁目駅 | 81.5万/坪 (65.0坪) | 80.0万/坪 (132坪) | - |
| 長町駅 | 41.4万/坪 (110坪) | 78.0万/坪 (75.6坪) | 18.3万/坪 (244坪) |
| 長町南駅 | 33.0万/坪 (93.3坪) | 28.9万/坪 (114坪) | 37.4万/坪 (64.4坪) |
| 富沢駅 | 55.0万/坪 (70.3坪) | 33.1万/坪 (78.7坪) | 37.7万/坪 (98.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
愛宕橋駅 94.5 万/坪(昨年同期比 +91.5 ％)
愛宕橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +91.5％( +45.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 98.9 坪から +7.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 19.8 分 → 2023年 6.0 分、-69.7 ％と大きく減少)
富沢駅 55.0 万/坪(昨年同期比 +66.3 ％)
富沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.0万円/坪(16.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +66.3％( +21.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 78.7 坪から -10.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 64.3 分 → 2023年 25.0 分、-61.1 ％と大きく減少)
仙台駅 56.5 万/坪(昨年同期比 -48.2 ％)
仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.5万円/坪(17.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -48.2％( -52.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 185.7 坪 (昨年 120.7 坪から +53.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 70.9 分 → 2023年 98.2 分、+38.5 ％と大きく増加)
長町駅 41.4 万/坪(昨年同期比 -46.9 ％)
長町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.4万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -46.9％( -36.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 109.9 坪 (昨年 75.6 坪から +45.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.0 分 → 2023年 13.0 分、+160.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示