【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期のJR桜井線 (奈良駅~高田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +67.7%( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -4.0%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 83.9 坪 (昨年 139.8 坪から -40.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。奈良駅、天理駅、桜井駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長柄駅で昨年に比べ +104.1 %、坪単価は 14.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(長柄駅、奈良駅)は +91.1 %(坪単価 +12.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三輪駅、帯解駅)は -55.1 %(坪単価 -10.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.7 分 → 2022年 11.3 分、-36.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.0 % → 2022年 16.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった奈良駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +78.2%( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった帯解駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.18万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -32.7%( -0.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR桜井線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
奈良駅 | 40.2万/坪 (39.6坪) | 22.6万/坪 (66.8坪) | 33.0万/坪 (32.3坪) |
京終駅 | - | - | - |
帯解駅 | 0.6万/坪 (148坪) | 0.9万/坪 (227坪) | - |
櫟本駅 | - | 6.9万/坪 (439坪) | - |
天理駅 | 33.0万/坪 (229坪) | 25.7万/坪 (164坪) | 19.9万/坪 (99.5坪) |
長柄駅 | 14.7万/坪 (63.5坪) | 7.2万/坪 (81.7坪) | 14.3万/坪 (90.8坪) |
柳本駅 | 17.1万/坪 (81.7坪) | - | 11.2万/坪 (33.3坪) |
巻向駅 | - | 20.3万/坪 (66.6坪) | - |
三輪駅 | 5.9万/坪 (86.7坪) | 26.3万/坪 (79.4坪) | - |
桜井駅 | 33.5万/坪 (39.3坪) | 22.6万/坪 (44.9坪) | 20.6万/坪 (130坪) |
香久山駅 | - | - | 23.3万/坪 (40.8坪) |
畝傍駅 | 45.0万/坪 (20.0坪) | - | - |
金橋駅 | - | - | - |
高田駅 | - | 10.4万/坪 (226坪) | 5.1万/坪 (393坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長柄駅 14.7 万/坪(昨年同期比 +104.1 %)
長柄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +104.1%( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 81.7 坪から -22.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 19.5 分、-35.0 %と大きく減少)
奈良駅 40.2 万/坪(昨年同期比 +78.2 %)
奈良駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +78.2%( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 39.6 坪 (昨年 66.8 坪から -40.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.8 分 → 2022年 15.2 分、-38.9 %と大きく減少)
三輪駅 5.9 万/坪(昨年同期比 -77.5 %)
三輪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -77.5%( -20.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 86.7 坪 (昨年 79.4 坪から +9.2 %増)。
帯解駅 0.6 万/坪(昨年同期比 -32.7 %)
帯解駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.18万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -32.7%( -0.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 148.2 坪 (昨年 226.9 坪から -34.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 6.0 分、-80.0 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示