【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年1月〜12月期の近鉄田原本線 (大輪田駅~西田原本駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.5万円/坪(3.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -13.7%( -1.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 61 件(1年前(2019年)に比べて +165.2%( +38件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 140.1 坪 (昨年 113.0 坪から +24.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。池部駅、箸尾駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは池部駅で昨年に比べ +39.8 %、坪単価は 15.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(池部駅)は +39.8 %(坪単価 +4.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(佐味田川駅)は -58.6 %(坪単価 -12.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 15.1 分 → 2020年 18.1 分、+20.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 8.7 % → 2020年 6.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大輪田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +3.3%( +0.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佐味田川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -58.6%( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄田原本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大輪田駅 | 21.2万/坪 (86.0坪) | 20.5万/坪 (98.5坪) | 24.1万/坪 (106坪) |
佐味田川駅 | 9.1万/坪 (194坪) | 22.0万/坪 (56.7坪) | 13.3万/坪 (88.8坪) |
池部駅 | 15.0万/坪 (86.6坪) | 10.7万/坪 (95.3坪) | 14.5万/坪 (58.5坪) |
箸尾駅 | 10.0万/坪 (151坪) | 7.7万/坪 (156坪) | 8.6万/坪 (234坪) |
但馬駅 | - | 5.7万/坪 (86.7坪) | 11.7万/坪 (146坪) |
黒田駅 | 4.9万/坪 (159坪) | - | 3.9万/坪 (281坪) |
西田原本駅 | 13.6万/坪 (78.7坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
池部駅 15.0 万/坪(昨年同期比 +39.8 %)
池部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +39.8%( +4.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 86.6 坪 (昨年 95.3 坪から -9.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.5 分 → 2020年 5.8 分、-23.3 %と大きく減少)
佐味田川駅 9.1 万/坪(昨年同期比 -58.6 %)
佐味田川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -58.6%( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 193.6 坪 (昨年 56.7 坪から +241.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.5 分 → 2020年 10.6 分、+24.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 40.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示