【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の近鉄大阪線 (関屋駅～三本松駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -7.2％( -1.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 52 件(１年前(2023年)に比べて -63.4％( -90件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.2 坪 (昨年 106.8 坪から -26.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。大和朝倉駅、榛原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは榛原駅で昨年に比べ +88.3 ％、坪単価は 6.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(榛原駅、大和朝倉駅)は +60.6 ％(坪単価 +3.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(関屋駅、大和八木駅)は -55.1 ％(坪単価 -9.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 27.3 分 → 2024年 18.5 分、-32.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 ％ → 2024年 3.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった二上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.2万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +10.6％( +3.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった関屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -69.1％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄大阪線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 関屋駅 | 2.4万/坪 (40.8坪) | 7.9万/坪 (59.0坪) | 16.3万/坪 (92.1坪) |
| 二上駅 | 32.2万/坪 (53.7坪) | 29.1万/坪 (79.9坪) | 25.9万/坪 (83.3坪) |
| 近鉄下田駅 | 29.4万/坪 (64.3坪) | 30.5万/坪 (44.5坪) | 26.9万/坪 (105坪) |
| 五位堂駅 | 29.2万/坪 (56.0坪) | 39.5万/坪 (74.9坪) | 34.6万/坪 (80.2坪) |
| 築山駅 | 13.4万/坪 (46.9坪) | 11.9万/坪 (149坪) | 15.8万/坪 (127坪) |
| 大和高田駅 | 15.3万/坪 (123坪) | 17.1万/坪 (170坪) | 25.6万/坪 (163坪) |
| 松塚駅 | - | 7.1万/坪 (148坪) | 4.9万/坪 (166坪) |
| 真菅駅 | 18.0万/坪 (57.0坪) | 22.3万/坪 (71.2坪) | 27.1万/坪 (45.6坪) |
| 大和八木駅 | 18.8万/坪 (95.9坪) | 31.9万/坪 (94.4坪) | 34.0万/坪 (129坪) |
| 耳成駅 | 23.4万/坪 (80.5坪) | 30.4万/坪 (39.6坪) | 20.4万/坪 (130坪) |
| 大福駅 | 7.3万/坪 (27.2坪) | 9.0万/坪 (162坪) | 13.1万/坪 (60.0坪) |
| 桜井駅 | 17.8万/坪 (55.2坪) | 16.9万/坪 (106坪) | 24.9万/坪 (95.2坪) |
| 大和朝倉駅 | 13.7万/坪 (59.7坪) | 10.3万/坪 (170坪) | 5.3万/坪 (81.7坪) |
| 長谷寺駅 | - | - | - |
| 榛原駅 | 6.0万/坪 (101坪) | 3.2万/坪 (120坪) | 6.7万/坪 (95.9坪) |
| 室生口大野駅 | - | - | 0.9万/坪 (155坪) |
| 三本松駅 | - | 8.0万/坪 (200坪) | 1.5万/坪 (87.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
榛原駅 6.0 万/坪(昨年同期比 +88.3 ％)
榛原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +88.3％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 100.6 坪 (昨年 120.4 坪から -16.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 78.7 分 → 2024年 47.0 分、-40.2 ％と大きく減少)
大和朝倉駅 13.7 万/坪(昨年同期比 +32.9 ％)
大和朝倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +32.9％( +3.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 169.7 坪から -64.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.2 分 → 2024年 11.3 分、-41.0 ％と大きく減少)
関屋駅 2.4 万/坪(昨年同期比 -69.1 ％)
関屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -69.1％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 59.0 坪から -30.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.9 分 → 2024年 5.0 分、-49.3 ％と大きく減少)
大和八木駅 18.8 万/坪(昨年同期比 -41.2 ％)
大和八木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.8万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -41.2％( -13.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -53.3％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 95.9 坪 (昨年 94.4 坪から +1.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.9 分 → 2024年 18.3 分、+42.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示