【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期の近鉄大阪線 (関屋駅～三本松駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.4万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -6.2％( -1.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて +32.1％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 67.6 坪 (昨年 116.3 坪から -41.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。桜井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大和朝倉駅で昨年に比べ +373.9 ％、坪単価は 17.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(大和朝倉駅、桜井駅)は +217.3 ％(坪単価 +11.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(榛原駅、築山駅)は -57.2 ％(坪単価 -10.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 26.6 分 → 2024年 23.8 分、-10.6 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.6 ％ → 2024年 2.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった二上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.5％( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった榛原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -61.2％( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄大阪線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 関屋駅 | - | 4.2万/坪 (49.9坪) | 23.3万/坪 (94.5坪) |
| 二上駅 | 28.1万/坪 (60.5坪) | 30.7万/坪 (94.2坪) | 24.8万/坪 (80.5坪) |
| 近鉄下田駅 | 29.2万/坪 (51.4坪) | - | 28.3万/坪 (63.5坪) |
| 五位堂駅 | 27.2万/坪 (52.6坪) | 39.3万/坪 (52.2坪) | 29.1万/坪 (67.5坪) |
| 築山駅 | 13.4万/坪 (46.9坪) | 28.7万/坪 (69.6坪) | 20.9万/坪 (114坪) |
| 大和高田駅 | 19.1万/坪 (117坪) | 20.4万/坪 (230坪) | 22.7万/坪 (299坪) |
| 松塚駅 | 6.6万/坪 (46.9坪) | - | - |
| 真菅駅 | 15.0万/坪 (66.6坪) | 27.1万/坪 (185坪) | 25.2万/坪 (46.9坪) |
| 大和八木駅 | 26.0万/坪 (45.4坪) | 25.4万/坪 (182坪) | 42.8万/坪 (124坪) |
| 耳成駅 | 24.5万/坪 (93.8坪) | 30.4万/坪 (25.0坪) | 14.3万/坪 (173坪) |
| 大福駅 | 9.6万/坪 (45.4坪) | - | - |
| 桜井駅 | 21.8万/坪 (49.3坪) | 13.6万/坪 (93.8坪) | 33.5万/坪 (39.3坪) |
| 大和朝倉駅 | 17.9万/坪 (72.6坪) | 3.8万/坪 (84.7坪) | 5.3万/坪 (81.7坪) |
| 長谷寺駅 | - | - | - |
| 榛原駅 | 3.3万/坪 (63.0坪) | 8.4万/坪 (124坪) | 3.0万/坪 (69.6坪) |
| 室生口大野駅 | - | - | - |
| 三本松駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大和朝倉駅 17.9 万/坪(昨年同期比 +373.9 ％)
大和朝倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.9万円/坪(5.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +373.9％( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 84.7 坪から -14.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.0 分 → 2024年 6.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
桜井駅 21.8 万/坪(昨年同期比 +60.7 ％)
桜井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.8万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +60.7％( +8.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 49.3 坪 (昨年 93.8 坪から -47.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.0 分 → 2024年 17.8 分、+27.1 ％と大きく増加)
榛原駅 3.3 万/坪(昨年同期比 -61.2 ％)
榛原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -61.2％( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.0 坪 (昨年 124.4 坪から -49.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
築山駅 13.4 万/坪(昨年同期比 -53.2 ％)
築山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -53.2％( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 69.6 坪から -32.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.0 分 → 2024年 20.5 分、+28.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示