【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の近鉄大阪線 (関屋駅～三本松駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -15.8％( -3.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2022年)に比べて -30.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 116.3 坪 (昨年 102.9 坪から +13.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。二上駅、五位堂駅、築山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは榛原駅で昨年に比べ +178.6 ％、坪単価は 8.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(榛原駅、耳成駅)は +145.4 ％(坪単価 +10.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(関屋駅、桜井駅)は -70.7 ％(坪単価 -19.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 16.3 分 → 2023年 26.6 分、+63.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 3.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五位堂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.3万円/坪(11.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +34.9％( +10.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大和朝倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -28.2％( -1.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 近鉄大阪線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 関屋駅 | 4.2万/坪 (49.9坪) | 23.3万/坪 (94.5坪) | 8.7万/坪 (28.7坪) |
| 二上駅 | 30.7万/坪 (94.2坪) | 24.8万/坪 (80.5坪) | 33.5万/坪 (42.4坪) |
| 近鉄下田駅 | - | 28.3万/坪 (63.5坪) | - |
| 五位堂駅 | 39.3万/坪 (52.2坪) | 29.1万/坪 (67.5坪) | 28.6万/坪 (54.5坪) |
| 築山駅 | 28.7万/坪 (69.6坪) | 20.9万/坪 (114坪) | 18.9万/坪 (146坪) |
| 大和高田駅 | 20.4万/坪 (230坪) | 22.7万/坪 (299坪) | 21.9万/坪 (60.7坪) |
| 松塚駅 | - | - | - |
| 真菅駅 | 27.1万/坪 (185坪) | 25.2万/坪 (46.9坪) | 35.4万/坪 (56.5坪) |
| 大和八木駅 | 25.4万/坪 (182坪) | 42.8万/坪 (124坪) | 53.4万/坪 (59.0坪) |
| 耳成駅 | 30.4万/坪 (25.0坪) | 14.3万/坪 (173坪) | 17.9万/坪 (171坪) |
| 大福駅 | - | - | 20.3万/坪 (173坪) |
| 桜井駅 | 13.6万/坪 (93.8坪) | 33.5万/坪 (39.3坪) | 22.6万/坪 (44.9坪) |
| 大和朝倉駅 | 3.8万/坪 (84.7坪) | 5.3万/坪 (81.7坪) | 11.0万/坪 (309坪) |
| 長谷寺駅 | - | - | - |
| 榛原駅 | 8.4万/坪 (124坪) | 3.0万/坪 (69.6坪) | 7.2万/坪 (102坪) |
| 室生口大野駅 | - | - | 1.8万/坪 (135坪) |
| 三本松駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
榛原駅 8.4 万/坪(昨年同期比 +178.6 ％)
榛原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +178.6％( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.4 坪 (昨年 69.6 坪から +78.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 120.0 分 → 2023年 68.0 分、-43.3 ％と大きく減少)
耳成駅 30.4 万/坪(昨年同期比 +112.2 ％)
耳成駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +112.2％( +16.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 173.0 坪から -85.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 11.0 分 → 2023年 9.5 分、-13.6 ％と減少)
関屋駅 4.2 万/坪(昨年同期比 -82.0 ％)
関屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -82.0％( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 94.5 坪から -47.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.2 分 → 2023年 6.0 分、-51.0 ％と大きく減少)
桜井駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -59.5 ％)
桜井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -59.5％( -19.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 39.3 坪から +138.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.0 分 → 2023年 14.0 分、+27.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示