【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR阪和線 (天王寺駅~東羽衣駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.5万円/坪(11.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +27.2%( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 77 件(1年前(2023年)に比べて +2.7%( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 108.7 坪 (昨年 117.9 坪から -7.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。上野芝駅、下松駅、和泉橋本駅、和泉砂川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新家駅で昨年に比べ +2869.6 %、坪単価は 7.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(新家駅、日根野駅)は +1527.5 %(坪単価 +13.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(和泉鳥取駅、信太山駅)は -76.3 %(坪単価 -13.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.5 分 → 2024年 14.6 分、-16.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.3 % → 2024年 11.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三国ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.4万円/坪(29.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +102.9%( +48.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和泉鳥取駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.18万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -90.1%( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR阪和線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
天王寺駅 | - | - | - |
美章園駅 | - | - | 82.6万/坪 (24.2坪) |
南田辺駅 | 70.4万/坪 (46.9坪) | - | - |
鶴ケ丘駅 | 66.1万/坪 (45.4坪) | - | 132万/坪 (39.3坪) |
長居駅 | 89.5万/坪 (177坪) | 102万/坪 (35.5坪) | 120万/坪 (99.8坪) |
我孫子町駅 | - | - | 66.1万/坪 (363坪) |
杉本町駅 | - | - | 76.5万/坪 (54.5坪) |
浅香駅 | - | 69.1万/坪 (333坪) | 69.4万/坪 (30.3坪) |
堺市駅 | 88.8万/坪 (33.3坪) | - | 79.9万/坪 (36.3坪) |
三国ケ丘駅 | 96.4万/坪 (36.3坪) | 47.5万/坪 (484坪) | 95.2万/坪 (182坪) |
百舌鳥駅 | 72.4万/坪 (179坪) | - | 74.0万/坪 (34.8坪) |
上野芝駅 | 59.5万/坪 (119坪) | 47.4万/坪 (68.7坪) | 39.3万/坪 (92.6坪) |
津久野駅 | 51.0万/坪 (59.0坪) | - | 58.9万/坪 (62.8坪) |
鳳駅 | 50.5万/坪 (66.0坪) | 67.1万/坪 (53.7坪) | 67.4万/坪 (68.8坪) |
富木駅 | - | 31.5万/坪 (113坪) | 23.4万/坪 (93.0坪) |
北信太駅 | 24.0万/坪 (149坪) | 22.4万/坪 (111坪) | 21.0万/坪 (72.0坪) |
信太山駅 | 12.4万/坪 (145坪) | 33.1万/坪 (545坪) | 36.7万/坪 (63.8坪) |
和泉府中駅 | 32.7万/坪 (97.4坪) | 30.1万/坪 (82.3坪) | 28.2万/坪 (117坪) |
久米田駅 | 18.4万/坪 (212坪) | 36.6万/坪 (40.3坪) | 29.2万/坪 (177坪) |
下松駅 | 33.5万/坪 (68.1坪) | 19.5万/坪 (84.7坪) | 28.9万/坪 (180坪) |
東岸和田駅 | 19.8万/坪 (136坪) | 22.7万/坪 (139坪) | 23.1万/坪 (85.1坪) |
東貝塚駅 | 33.1万/坪 (36.3坪) | - | 10.2万/坪 (17.4坪) |
和泉橋本駅 | 13.0万/坪 (106坪) | 7.6万/坪 (303坪) | 38.4万/坪 (46.9坪) |
東佐野駅 | 15.6万/坪 (160坪) | - | 11.8万/坪 (56.7坪) |
熊取駅 | 16.4万/坪 (71.1坪) | 23.5万/坪 (94.7坪) | 15.0万/坪 (107坪) |
日根野駅 | 30.2万/坪 (62.4坪) | 10.6万/坪 (143坪) | 27.5万/坪 (240坪) |
長滝駅 | 13.0万/坪 (230坪) | 12.6万/坪 (103坪) | - |
新家駅 | 7.1万/坪 (60.5坪) | 0.24万/坪 (87.7坪) | 15.6万/坪 (63.5坪) |
和泉砂川駅 | 17.5万/坪 (163坪) | 11.2万/坪 (169坪) | 10.7万/坪 (209坪) |
和泉鳥取駅 | 0.6万/坪 (59.0坪) | 6.0万/坪 (96.8坪) | 3.1万/坪 (39.3坪) |
山中渓駅 | - | - | - |
東羽衣駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新家駅 7.1 万/坪(昨年同期比 +2869.6 %)
新家駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +2869.6%( +6.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 87.7 坪から -31.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.0 分 → 2024年 14.0 分、-12.5 %と減少)
日根野駅 30.2 万/坪(昨年同期比 +185.3 %)
日根野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.2万円/坪(9.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +185.3%( +19.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 62.4 坪 (昨年 143.5 坪から -56.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 20.0 分 → 2024年 24.0 分、+20.0 %と大きく増加)
和泉鳥取駅 0.6 万/坪(昨年同期比 -90.1 %)
和泉鳥取駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.18万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -90.1%( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 96.8 坪から -39.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.0 分 → 2024年 11.0 分、-15.4 %と減少)
信太山駅 12.4 万/坪(昨年同期比 -62.6 %)
信太山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -62.6%( -20.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 544.5 坪から -73.3 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 22.3 分、+123.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示