【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR片町線 (長尾駅~京橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.2万円/坪(15.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -8.8%( -5.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 19 件(1年前(2023年)に比べて -55.8%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 94.8 坪 (昨年 76.0 坪から +24.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。長尾駅、四条畷駅、住道駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは四条畷駅で昨年に比べ +72.0 %、坪単価は 61.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(四条畷駅、住道駅)は +58.7 %(坪単価 +25.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(津田駅、野崎駅)は -60.9 %(坪単価 -43.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.0 分 → 2024年 10.8 分、-17.0 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.0 % → 2024年 26.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった住道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.8万円/坪(24.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +45.5%( +25.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった津田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -67.7%( -31.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR片町線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長尾駅 | 53.7万/坪 (31.3坪) | 43.7万/坪 (135坪) | 39.6万/坪 (45.2坪) |
藤阪駅 | 60.8万/坪 (37.8坪) | - | 20.9万/坪 (168坪) |
津田駅 | 14.9万/坪 (84.7坪) | 46.0万/坪 (99.3坪) | 30.6万/坪 (135坪) |
河内磐船駅 | - | - | 24.8万/坪 (72.6坪) |
星田駅 | - | 42.3万/坪 (40.3坪) | 41.6万/坪 (106坪) |
寝屋川公園駅 | - | 46.1万/坪 (36.8坪) | 45.0万/坪 (37.8坪) |
忍ケ丘駅 | 47.2万/坪 (21.2坪) | 41.4万/坪 (26.3坪) | 58.5万/坪 (110坪) |
四条畷駅 | 61.8万/坪 (40.8坪) | 35.9万/坪 (147坪) | 38.1万/坪 (49.3坪) |
野崎駅 | 47.3万/坪 (80.2坪) | 103万/坪 (27.2坪) | 49.0万/坪 (31.8坪) |
住道駅 | 80.8万/坪 (545坪) | 55.6万/坪 (23.1坪) | 32.6万/坪 (48.4坪) |
鴻池新田駅 | 62.6万/坪 (28.7坪) | 60.9万/坪 (97.7坪) | 64.2万/坪 (103坪) |
徳庵駅 | 39.0万/坪 (197坪) | 74.9万/坪 (38.8坪) | 58.4万/坪 (72.6坪) |
放出駅 | 74.7万/坪 (40.8坪) | 79.3万/坪 (119坪) | 86.9万/坪 (82.2坪) |
鴫野駅 | - | 101万/坪 (188坪) | 38.1万/坪 (39.3坪) |
京橋駅 | - | 216万/坪 (22.7坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
四条畷駅 61.8 万/坪(昨年同期比 +72.0 %)
四条畷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.8万円/坪(18.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +72.0%( +25.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 147.5 坪から -72.3 %減)。
住道駅 80.8 万/坪(昨年同期比 +45.5 %)
住道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.8万円/坪(24.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +45.5%( +25.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 544.5 坪 (昨年 23.1 坪から +2260.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.8 分 → 2024年 24.5 分、+78.2 %と大きく増加)
津田駅 14.9 万/坪(昨年同期比 -67.7 %)
津田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -67.7%( -31.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 99.3 坪から -14.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.3 分 → 2024年 4.5 分、-70.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 50.0 %)
野崎駅 47.3 万/坪(昨年同期比 -54.0 %)
野崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.3万円/坪(14.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -54.0%( -55.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 27.2 坪から +194.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 5.5 分、-31.2 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示