【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期のJR片町線 (長尾駅～京橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.8万円/坪(16.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +24.0％( +10.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 163 件(１年前(2022年)に比べて -44.2％( -129件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.5 坪 (昨年 115.8 坪から -29.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。長尾駅、藤阪駅、津田駅、寝屋川公園駅、徳庵駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは京橋駅で昨年に比べ +157.9 ％、坪単価は 216 万円/坪となった。
上位 2 駅(京橋駅、星田駅)は +133.5 ％(坪単価 +86.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(野崎駅、忍ケ丘駅)は -15.2 ％(坪単価 -7.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.5 ％ → 2023年 11.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 12.2 分 → 2023年 14.3 分、+17.5 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 216万円/坪(65.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +157.9％( +132.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった藤阪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +53.0％( +12.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -69.2％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR片町線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長尾駅 | 46.6万/坪 (94.7坪) | 35.9万/坪 (95.5坪) | 36.2万/坪 (50.7坪) |
| 藤阪駅 | 35.8万/坪 (108坪) | 23.4万/坪 (144坪) | 28.7万/坪 (95.4坪) |
| 津田駅 | 39.0万/坪 (110坪) | 30.5万/坪 (119坪) | 29.0万/坪 (104坪) |
| 河内磐船駅 | 40.4万/坪 (28.7坪) | 37.1万/坪 (55.8坪) | 44.9万/坪 (53.8坪) |
| 星田駅 | 77.9万/坪 (62.3坪) | 37.3万/坪 (229坪) | 38.1万/坪 (138坪) |
| 寝屋川公園駅 | 50.8万/坪 (37.4坪) | 36.4万/坪 (43.4坪) | 34.2万/坪 (91.1坪) |
| 忍ケ丘駅 | 48.1万/坪 (32.9坪) | 54.5万/坪 (95.6坪) | 31.1万/坪 (96.5坪) |
| 四条畷駅 | 41.0万/坪 (96.8坪) | 42.3万/坪 (51.3坪) | 48.3万/坪 (46.3坪) |
| 野崎駅 | 40.7万/坪 (76.9坪) | 50.0万/坪 (118坪) | 42.6万/坪 (53.5坪) |
| 住道駅 | 53.6万/坪 (67.0坪) | 52.3万/坪 (78.3坪) | 53.8万/坪 (70.6坪) |
| 鴻池新田駅 | 67.8万/坪 (98.9坪) | 57.8万/坪 (56.1坪) | 53.3万/坪 (82.6坪) |
| 徳庵駅 | 71.5万/坪 (84.2坪) | 58.4万/坪 (97.9坪) | 65.8万/坪 (28.7坪) |
| 放出駅 | 92.0万/坪 (95.3坪) | 90.5万/坪 (71.8坪) | 74.7万/坪 (79.8坪) |
| 鴫野駅 | 102万/坪 (166坪) | 88.3万/坪 (28.3坪) | 117万/坪 (34.3坪) |
| 京橋駅 | 216万/坪 (22.7坪) | 83.8万/坪 (34.0坪) | 116万/坪 (42.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京橋駅 216.0 万/坪(昨年同期比 +157.9 ％)
京橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 216万円/坪(65.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +157.9％( +132.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 34.0 坪から -33.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.5 分 → 2023年 6.0 分、-29.4 ％と大きく減少)
星田駅 77.9 万/坪(昨年同期比 +109.2 ％)
星田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.9万円/坪(23.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +109.2％( +40.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて -81.5％( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 62.3 坪 (昨年 228.8 坪から -72.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.5 ％ → 2023年 8.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.3 分 → 2023年 14.0 分、+50.7 ％と大きく増加)
野崎駅 40.7 万/坪(昨年同期比 -18.5 ％)
野崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -18.5％( -9.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて +36.4％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 76.9 坪 (昨年 117.8 坪から -34.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.7 分 → 2023年 19.9 分、+70.0 ％と大きく増加)
忍ケ丘駅 48.1 万/坪(昨年同期比 -11.8 ％)
忍ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -11.8％( -6.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて +45.5％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 32.9 坪 (昨年 95.6 坪から -65.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.8 分 → 2023年 17.8 分、+80.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示