【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR片町線 (長尾駅～京橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.9万円/坪(17.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +34.5％( +14.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 44 件(１年前(2022年)に比べて -36.2％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 79.3 坪 (昨年 88.3 坪から -10.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。津田駅、河内磐船駅、住道駅、徳庵駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鴫野駅で昨年に比べ +165.6 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(鴫野駅、野崎駅)は +137.8 ％(坪単価 +58.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(忍ケ丘駅、放出駅)は -19.0 ％(坪単価 -12.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 17.4 ％ → 2023年 13.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった野崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +110.1％( +53.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四条畷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.9万円/坪(10.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -5.5％( -2.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -85.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR片町線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長尾駅 | 43.7万/坪 (135坪) | 39.6万/坪 (45.2坪) | 34.9万/坪 (67.8坪) |
| 藤阪駅 | - | 20.9万/坪 (168坪) | 39.3万/坪 (46.4坪) |
| 津田駅 | 46.0万/坪 (99.3坪) | 30.6万/坪 (135坪) | 20.7万/坪 (141坪) |
| 河内磐船駅 | 39.9万/坪 (221坪) | 24.8万/坪 (72.6坪) | 36.2万/坪 (63.0坪) |
| 星田駅 | 42.3万/坪 (40.3坪) | 41.6万/坪 (106坪) | 39.9万/坪 (193坪) |
| 寝屋川公園駅 | 46.1万/坪 (36.8坪) | 45.0万/坪 (37.8坪) | 36.4万/坪 (29.7坪) |
| 忍ケ丘駅 | 41.4万/坪 (26.3坪) | 58.5万/坪 (110坪) | 28.2万/坪 (26.5坪) |
| 四条畷駅 | 35.9万/坪 (147坪) | 38.1万/坪 (49.3坪) | 50.8万/坪 (47.3坪) |
| 野崎駅 | 103万/坪 (27.2坪) | 49.0万/坪 (31.8坪) | 43.3万/坪 (47.1坪) |
| 住道駅 | 55.6万/坪 (23.1坪) | 32.6万/坪 (48.4坪) | 44.0万/坪 (70.6坪) |
| 鴻池新田駅 | 60.9万/坪 (97.7坪) | 64.2万/坪 (103坪) | 52.6万/坪 (51.9坪) |
| 徳庵駅 | 74.9万/坪 (38.8坪) | 58.4万/坪 (72.6坪) | 54.3万/坪 (25.7坪) |
| 放出駅 | 79.3万/坪 (119坪) | 86.9万/坪 (82.2坪) | 59.8万/坪 (174坪) |
| 鴫野駅 | 101万/坪 (188坪) | 38.1万/坪 (39.3坪) | 102万/坪 (39.3坪) |
| 京橋駅 | 216万/坪 (22.7坪) | - | 142万/坪 (67.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鴫野駅 101.3 万/坪(昨年同期比 +165.6 ％)
鴫野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +165.6％( +63.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 39.3 坪から +376.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.0 分 → 2023年 16.0 分、+220.0 ％と大きく増加)
野崎駅 102.8 万/坪(昨年同期比 +110.1 ％)
野崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +110.1％( +53.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 31.8 坪から -14.3 ％減)。
忍ケ丘駅 41.4 万/坪(昨年同期比 -29.2 ％)
忍ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.4万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -29.2％( -17.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 26.3 坪 (昨年 109.9 坪から -76.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.3 分 → 2023年 14.6 分、+56.4 ％と大きく増加)
放出駅 79.3 万/坪(昨年同期比 -8.8 ％)
放出駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -8.8％( -7.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 119.5 坪 (昨年 82.2 坪から +45.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 8.7 分 → 2023年 10.0 分、+15.4 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示