【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR片町線 (長尾駅~京橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -3.7%( -1.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 292 件(1年前(2021年)に比べて +21.2%( +51件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 115.8 坪 (昨年 72.9 坪から +59.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。忍ケ丘駅、放出駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは忍ケ丘駅で昨年に比べ +75.3 %、坪単価は 54.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(忍ケ丘駅、放出駅)は +48.2 %(坪単価 +19.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(京橋駅、鴫野駅)は -26.0 %(坪単価 -30.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.5 % → 2022年 7.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 % → 2022年 1.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった放出駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +21.2%( +15.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +9.1%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった藤阪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.4万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -18.4%( -5.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて +30.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR片町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長尾駅 | 35.9万/坪 (95.5坪) | 36.2万/坪 (50.7坪) | 40.6万/坪 (74.9坪) |
藤阪駅 | 23.4万/坪 (144坪) | 28.7万/坪 (95.4坪) | 21.6万/坪 (69.6坪) |
津田駅 | 30.5万/坪 (119坪) | 29.0万/坪 (104坪) | 21.8万/坪 (122坪) |
河内磐船駅 | 37.1万/坪 (55.8坪) | 44.9万/坪 (53.8坪) | 40.9万/坪 (168坪) |
星田駅 | 37.3万/坪 (229坪) | 38.1万/坪 (138坪) | 23.3万/坪 (145坪) |
寝屋川公園駅 | 36.4万/坪 (43.4坪) | 34.2万/坪 (91.1坪) | 21.0万/坪 (91.0坪) |
忍ケ丘駅 | 54.5万/坪 (95.6坪) | 31.1万/坪 (96.5坪) | 41.6万/坪 (81.3坪) |
四条畷駅 | 42.3万/坪 (51.3坪) | 48.3万/坪 (46.3坪) | 36.3万/坪 (132坪) |
野崎駅 | 50.0万/坪 (118坪) | 42.6万/坪 (53.5坪) | 49.9万/坪 (73.4坪) |
住道駅 | 52.3万/坪 (78.3坪) | 53.8万/坪 (70.6坪) | 39.8万/坪 (83.1坪) |
鴻池新田駅 | 57.8万/坪 (56.1坪) | 53.3万/坪 (82.6坪) | 45.1万/坪 (90.1坪) |
徳庵駅 | 58.4万/坪 (97.9坪) | 65.8万/坪 (28.7坪) | 58.1万/坪 (62.3坪) |
放出駅 | 90.5万/坪 (71.8坪) | 74.7万/坪 (79.8坪) | 73.8万/坪 (86.6坪) |
鴫野駅 | 88.3万/坪 (28.3坪) | 117万/坪 (34.3坪) | 106万/坪 (48.0坪) |
京橋駅 | 83.8万/坪 (34.0坪) | 116万/坪 (42.7坪) | 130万/坪 (27.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
忍ケ丘駅 54.5 万/坪(昨年同期比 +75.3 %)
忍ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.5万円/坪(16.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +75.3%( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 95.6 坪 (昨年 96.5 坪から -1.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 12.1 分 → 2022年 9.8 分、-18.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 % → 2022年 18.2 %)
放出駅 90.5 万/坪(昨年同期比 +21.2 %)
放出駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +21.2%( +15.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +9.1%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 79.8 坪から -9.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 9.1 分 → 2022年 8.2 分、-10.2 %と減少)
京橋駅 83.8 万/坪(昨年同期比 -27.6 %)
京橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -27.6%( -32.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 42.7 坪から -20.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.8 分 → 2022年 8.5 分、-42.5 %と大きく減少)
鴫野駅 88.3 万/坪(昨年同期比 -24.3 %)
鴫野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.3万円/坪(26.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -24.3%( -28.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +233.3%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 28.3 坪 (昨年 34.3 坪から -17.5 %減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示