【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期の阪急宝塚本線 (大阪梅田駅～池田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -16.4％( -18.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 49 件(１年前(2022年)に比べて +16.7％( +7件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 63.8 坪 (昨年 61.0 坪から +4.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。石橋阪大前駅、池田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは蛍池駅で昨年に比べ +100.4 ％、坪単価は 86.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(蛍池駅、池田駅)は +72.5 ％(坪単価 +35.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(十三駅、三国駅)は -32.4 ％(坪単価 -63.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.4 分 → 2023年 14.9 分、-27.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.4 ％ → 2023年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 4.8 ％ → 2023年 2.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった十三駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -47.2％( -104.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石橋阪大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.3万円/坪(24.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +44.1％( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阪急宝塚本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪梅田駅 | - | - | - |
| 中津駅 | - | 457万/坪 (110坪) | 169万/坪 (27.7坪) |
| 十三駅 | 116万/坪 (35.3坪) | 220万/坪 (72.6坪) | 179万/坪 (106坪) |
| 三国駅 | 108万/坪 (48.4坪) | 131万/坪 (32.7坪) | 42.8万/坪 (25.7坪) |
| 庄内駅 | 83.5万/坪 (75.6坪) | 88.2万/坪 (13.6坪) | 54.4万/坪 (33.3坪) |
| 服部天神駅 | 107万/坪 (80.2坪) | 119万/坪 (22.7坪) | 63.8万/坪 (424坪) |
| 曽根駅 | 113万/坪 (43.4坪) | - | 96.7万/坪 (104坪) |
| 岡町駅 | 107万/坪 (66.6坪) | - | 106万/坪 (34.0坪) |
| 豊中駅 | 92.3万/坪 (72.1坪) | 77.7万/坪 (37.0坪) | 86.0万/坪 (39.2坪) |
| 蛍池駅 | 86.7万/坪 (44.4坪) | 43.3万/坪 (65.8坪) | 89.3万/坪 (24.2坪) |
| 石橋阪大前駅 | 82.3万/坪 (47.8坪) | 57.1万/坪 (48.4坪) | 65.5万/坪 (53.2坪) |
| 池田駅 | 89.1万/坪 (77.4坪) | 61.7万/坪 (90.8坪) | 71.1万/坪 (38.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
蛍池駅 86.7 万/坪(昨年同期比 +100.4 ％)
蛍池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.7万円/坪(26.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +100.4％( +43.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 65.8 坪から -32.6 ％減)。
池田駅 89.1 万/坪(昨年同期比 +44.5 ％)
池田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.1万円/坪(27.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +44.5％( +27.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -36.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.4 坪 (昨年 90.8 坪から -14.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 37.8 分 → 2023年 30.9 分、-18.4 ％と減少)
十三駅 116.3 万/坪(昨年同期比 -47.2 ％)
十三駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -47.2％( -104.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 35.3 坪 (昨年 72.6 坪から -51.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.0 分 → 2023年 9.0 分、+200.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
三国駅 107.9 万/坪(昨年同期比 -17.6 ％)
三国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -17.6％( -23.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 32.7 坪から +48.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 8.2 分 → 2023年 7.3 分、-10.6 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示