【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の阪急千里線 (天神橋筋六丁目駅～北千里駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.1万円/坪(22.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -5.3％( -4.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 42 件(１年前(2021年)に比べて +61.5％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 65.3 坪 (昨年 47.9 坪から +36.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。下新庄駅、関大前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは関大前駅で昨年に比べ +76.0 ％、坪単価は 85.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(関大前駅、下新庄駅)は +59.6 ％(坪単価 +36.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千里山駅、北千里駅)は -20.4 ％(坪単価 -24.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 14.0 分 → 2022年 16.6 分、+19.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 12.0 ％ → 2022年 9.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下新庄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +43.2％( +35.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吹田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +7.3％( +4.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 阪急千里線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 天神橋筋六丁目駅 | - | 112万/坪 (24.2坪) | 38.9万/坪 (25.7坪) |
| 柴島駅 | 66.1万/坪 (16.6坪) | - | 18.9万/坪 (10.6坪) |
| 淡路駅 | 92.3万/坪 (18.9坪) | - | - |
| 下新庄駅 | 118万/坪 (48.4坪) | 82.3万/坪 (45.7坪) | 98.2万/坪 (49.9坪) |
| 吹田駅 | 58.8万/坪 (78.1坪) | 54.8万/坪 (68.6坪) | 78.9万/坪 (33.5坪) |
| 豊津駅 | 94.1万/坪 (69.6坪) | - | 90.9万/坪 (114坪) |
| 関大前駅 | 85.5万/坪 (53.9坪) | 48.6万/坪 (41.6坪) | 99.7万/坪 (75.6坪) |
| 千里山駅 | 76.6万/坪 (58.6坪) | 124万/坪 (34.8坪) | 81.0万/坪 (46.9坪) |
| 南千里駅 | 71.9万/坪 (71.1坪) | 67.1万/坪 (71.1坪) | 66.1万/坪 (81.7坪) |
| 山田駅 | 81.0万/坪 (49.4坪) | - | 69.3万/坪 (127坪) |
| 北千里駅 | 64.7万/坪 (77.7坪) | 66.3万/坪 (52.4坪) | 52.8万/坪 (59.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
関大前駅 85.5 万/坪(昨年同期比 +76.0 ％)
関大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.5万円/坪(25.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +76.0％( +36.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 41.6 坪から +29.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.5 分 → 2022年 8.0 分、+45.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
下新庄駅 117.8 万/坪(昨年同期比 +43.2 ％)
下新庄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +43.2％( +35.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 45.7 坪から +6.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 6.0 分 → 2022年 5.0 分、-16.7 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
千里山駅 76.6 万/坪(昨年同期比 -38.2 ％)
千里山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.6万円/坪(23.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -38.2％( -47.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 58.6 坪 (昨年 34.8 坪から +68.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.5 分 → 2022年 9.8 分、-27.8 ％と大きく減少)
北千里駅 64.7 万/坪(昨年同期比 -2.5 ％)
北千里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.7万円/坪(19.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -2.5％( -1.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて +112.5％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 77.7 坪 (昨年 52.4 坪から +48.4 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示