【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年10月〜12月期の阪急千里線 (天神橋筋六丁目駅～北千里駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +20.2％( +13.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2020年)に比べて -3.1％( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.5 坪 (昨年 71.8 坪から -7.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。関大前駅、南千里駅、北千里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは山田駅で昨年に比べ +102.0 ％、坪単価は 82.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(山田駅、関大前駅)は +88.5 ％(坪単価 +47.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千里山駅、豊津駅)は -26.0 ％(坪単価 -25.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 11.8 分 → 2021年 14.0 分、+18.5 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.2 ％ → 2021年 9.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった関大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +75.1％( +53.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千里山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -45.1％( -45.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阪急千里線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 天神橋筋六丁目駅 | 123万/坪 (46.9坪) | 127万/坪 (19.7坪) | 312万/坪 (73.4坪) |
| 柴島駅 | - | - | - |
| 淡路駅 | - | 48.0万/坪 (29.7坪) | 113万/坪 (31.8坪) |
| 下新庄駅 | 99.2万/坪 (36.3坪) | 87.6万/坪 (150坪) | 66.1万/坪 (34.8坪) |
| 吹田駅 | 69.0万/坪 (40.8坪) | 68.3万/坪 (56.2坪) | 55.2万/坪 (29.7坪) |
| 豊津駅 | 78.7万/坪 (69.6坪) | 84.5万/坪 (54.5坪) | - |
| 関大前駅 | 125万/坪 (28.7坪) | 71.6万/坪 (133坪) | 82.6万/坪 (72.6坪) |
| 千里山駅 | 55.7万/坪 (154坪) | 102万/坪 (31.0坪) | 55.8万/坪 (120坪) |
| 南千里駅 | 91.4万/坪 (103坪) | 67.4万/坪 (61.5坪) | 60.1万/坪 (113坪) |
| 山田駅 | 82.2万/坪 (66.9坪) | 40.7万/坪 (49.9坪) | 62.2万/坪 (51.4坪) |
| 北千里駅 | 66.5万/坪 (81.5坪) | 40.6万/坪 (92.0坪) | 56.2万/坪 (115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
山田駅 82.2 万/坪(昨年同期比 +102.0 ％)
山田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.2万円/坪(24.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +102.0％( +41.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 66.9 坪 (昨年 49.9 坪から +33.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 11.3 分 → 2021年 13.4 分、+18.2 ％と増加)
関大前駅 125.3 万/坪(昨年同期比 +75.1 ％)
関大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +75.1％( +53.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 132.7 坪から -78.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.2 分 → 2021年 6.0 分、+41.2 ％と大きく増加)
千里山駅 55.7 万/坪(昨年同期比 -45.1 ％)
千里山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -45.1％( -45.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 31.0 坪から +397.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 14.5 分 → 2021年 12.0 分、-17.2 ％と減少)
豊津駅 78.7 万/坪(昨年同期比 -6.8 ％)
豊津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -6.8％( -5.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 54.5 坪から +27.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.0 分 → 2021年 7.0 分、-12.5 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示