【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の近鉄南大阪線 (大阪阿部野橋駅～上ノ太子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.5万円/坪(11.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -12.6％( -5.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 64 件(１年前(2023年)に比べて -68.2％( -137件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 98.7 坪 (昨年 105.5 坪から -6.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。北田辺駅、高見ノ里駅、古市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高見ノ里駅で昨年に比べ +37.4 ％、坪単価は 42.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(高見ノ里駅、古市駅)は +33.5 ％(坪単価 +10.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(土師ノ里駅、今川駅)は -44.9 ％(坪単価 -26.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.0 分 → 2024年 15.8 分、+22.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.4 ％ → 2024年 7.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北田辺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +20.2％( +19.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった駒ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -15.4％( -1.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄南大阪線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪阿部野橋駅 | - | 126万/坪 (78.7坪) | 202万/坪 (89.7坪) |
| 河堀口駅 | - | 159万/坪 (14.7坪) | 209万/坪 (18.2坪) |
| 北田辺駅 | 116万/坪 (30.3坪) | 96.3万/坪 (71.5坪) | 111万/坪 (24.7坪) |
| 今川駅 | 64.1万/坪 (96.0坪) | 101万/坪 (81.7坪) | 102万/坪 (59.7坪) |
| 針中野駅 | 102万/坪 (46.1坪) | 87.0万/坪 (51.7坪) | 106万/坪 (48.1坪) |
| 矢田駅 | 49.5万/坪 (76.1坪) | 45.4万/坪 (51.3坪) | 51.5万/坪 (36.0坪) |
| 河内天美駅 | 37.7万/坪 (59.5坪) | 49.1万/坪 (107坪) | 54.8万/坪 (42.5坪) |
| 布忍駅 | - | 34.9万/坪 (162坪) | 25.6万/坪 (93.3坪) |
| 高見ノ里駅 | 42.4万/坪 (25.2坪) | 30.8万/坪 (133坪) | 34.2万/坪 (110坪) |
| 河内松原駅 | 36.6万/坪 (76.6坪) | 38.3万/坪 (101坪) | 29.7万/坪 (161坪) |
| 恵我ノ荘駅 | 31.4万/坪 (216坪) | 27.7万/坪 (141坪) | 26.6万/坪 (95.3坪) |
| 高鷲駅 | 28.3万/坪 (134坪) | 30.6万/坪 (128坪) | 25.0万/坪 (95.5坪) |
| 藤井寺駅 | 36.1万/坪 (97.8坪) | 35.6万/坪 (113坪) | 36.1万/坪 (72.9坪) |
| 土師ノ里駅 | 14.7万/坪 (27.2坪) | 31.3万/坪 (119坪) | 34.6万/坪 (42.2坪) |
| 道明寺駅 | - | 23.9万/坪 (91.9坪) | - |
| 古市駅 | 36.9万/坪 (54.5坪) | 28.4万/坪 (102坪) | 34.7万/坪 (71.7坪) |
| 駒ケ谷駅 | 9.7万/坪 (257坪) | 11.5万/坪 (80.2坪) | 13.0万/坪 (99.8坪) |
| 上ノ太子駅 | 12.5万/坪 (151坪) | 11.6万/坪 (140坪) | 18.3万/坪 (70.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高見ノ里駅 42.4 万/坪(昨年同期比 +37.4 ％)
高見ノ里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.4万円/坪(12.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +37.4％( +11.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.2 坪 (昨年 133.3 坪から -81.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.0 分 → 2024年 5.3 分、-59.0 ％と大きく減少)
古市駅 36.9 万/坪(昨年同期比 +29.6 ％)
古市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.9万円/坪(11.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +29.6％( +8.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -68.8％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 102.5 坪から -46.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 10.5 分 → 2024年 11.6 分、+10.5 ％と増加)
土師ノ里駅 14.7 万/坪(昨年同期比 -53.0 ％)
土師ノ里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -53.0％( -16.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 119.0 坪から -77.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 5.0 分、-37.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 ％ → 2024年 100.0 ％)
今川駅 64.1 万/坪(昨年同期比 -36.7 ％)
今川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -36.7％( -37.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.0 坪 (昨年 81.7 坪から +17.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.2 分 → 2024年 6.5 分、+23.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示