【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期の近鉄南大阪線 (大阪阿部野橋駅～上ノ太子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.1万円/坪(13.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +6.8％( +2.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 54 件(１年前(2022年)に比べて +25.6％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 123.7 坪 (昨年 78.9 坪から +56.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。矢田駅、河内天美駅、河内松原駅、土師ノ里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは土師ノ里駅で昨年に比べ +65.3 ％、坪単価は 63.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(土師ノ里駅、矢田駅)は +60.5 ％(坪単価 +25.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(藤井寺駅、恵我ノ荘駅)は -34.4 ％(坪単価 -15.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.3 ％ → 2023年 5.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.3 ％ → 2023年 9.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった矢田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.1万円/坪(22.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +55.8％( +26.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上ノ太子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -7.2％( -1.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 近鉄南大阪線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪阿部野橋駅 | - | 172万/坪 (116坪) | 237万/坪 (59.0坪) |
| 河堀口駅 | 166万/坪 (17.4坪) | - | - |
| 北田辺駅 | - | - | 66.1万/坪 (25.7坪) |
| 今川駅 | 111万/坪 (121坪) | - | - |
| 針中野駅 | 91.0万/坪 (55.2坪) | - | 100万/坪 (30.6坪) |
| 矢田駅 | 73.1万/坪 (28.7坪) | 46.9万/坪 (46.9坪) | 35.8万/坪 (36.3坪) |
| 河内天美駅 | 46.8万/坪 (190坪) | 33.1万/坪 (45.4坪) | 38.3万/坪 (75.6坪) |
| 布忍駅 | 28.0万/坪 (78.1坪) | 31.2万/坪 (72.9坪) | 3.7万/坪 (333坪) |
| 高見ノ里駅 | 41.1万/坪 (112坪) | 39.6万/坪 (108坪) | 24.9万/坪 (136坪) |
| 河内松原駅 | 39.7万/坪 (115坪) | 31.9万/坪 (146坪) | 31.1万/坪 (145坪) |
| 恵我ノ荘駅 | 25.1万/坪 (154坪) | 37.8万/坪 (31.8坪) | 33.1万/坪 (52.9坪) |
| 高鷲駅 | 25.5万/坪 (213坪) | 28.9万/坪 (48.4坪) | 26.1万/坪 (184坪) |
| 藤井寺駅 | 33.1万/坪 (120坪) | 51.1万/坪 (48.0坪) | 31.8万/坪 (126坪) |
| 土師ノ里駅 | 63.6万/坪 (157坪) | 38.5万/坪 (56.0坪) | - |
| 道明寺駅 | - | - | 36.5万/坪 (87.7坪) |
| 古市駅 | 27.7万/坪 (155坪) | 26.7万/坪 (49.7坪) | 23.3万/坪 (40.1坪) |
| 駒ケ谷駅 | 18.7万/坪 (69.6坪) | - | 5.9万/坪 (157坪) |
| 上ノ太子駅 | 15.9万/坪 (75.6坪) | 17.1万/坪 (87.7坪) | 21.3万/坪 (69.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
土師ノ里駅 63.6 万/坪(昨年同期比 +65.3 ％)
土師ノ里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.6万円/坪(19.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +65.3％( +25.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 56.0 坪から +181.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.7 分 → 2023年 2.0 分、-73.9 ％と大きく減少)
矢田駅 73.1 万/坪(昨年同期比 +55.8 ％)
矢田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.1万円/坪(22.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +55.8％( +26.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 46.9 坪から -38.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.3 分 → 2023年 5.0 分、-55.9 ％と大きく減少)
藤井寺駅 33.1 万/坪(昨年同期比 -35.3 ％)
藤井寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -35.3％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 119.6 坪 (昨年 48.0 坪から +149.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 15.7 分 → 2023年 18.0 分、+14.5 ％と増加)
恵我ノ荘駅 25.1 万/坪(昨年同期比 -33.6 ％)
恵我ノ荘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -33.6％( -12.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +700.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 154.5 坪 (昨年 31.8 坪から +386.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.0 分 → 2023年 15.6 分、+420.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示