【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期の近鉄南大阪線 (大阪阿部野橋駅～上ノ太子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.4万円/坪(13.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +7.2％( +3.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 54 件(１年前(2020年)に比べて +54.3％( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 81.5 坪 (昨年 111.9 坪から -27.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。河内天美駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは土師ノ里駅で昨年に比べ +100.1 ％、坪単価は 24.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(土師ノ里駅、河内天美駅)は +62.7 ％(坪単価 +10.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(古市駅、上ノ太子駅)は -55.9 ％(坪単価 -15.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.9 ％ → 2021年 3.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.4 ％ → 2021年 11.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった今川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.1万円/坪(27.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -5.5％( -5.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上ノ太子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -45.0％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 近鉄南大阪線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪阿部野橋駅 | - | 117万/坪 (60.5坪) | - |
| 河堀口駅 | 118万/坪 (21.2坪) | - | 147万/坪 (48.4坪) |
| 北田辺駅 | - | 74.2万/坪 (148坪) | 89.3万/坪 (56.0坪) |
| 今川駅 | 91.1万/坪 (87.0坪) | 96.4万/坪 (290坪) | 91.4万/坪 (49.9坪) |
| 針中野駅 | 85.7万/坪 (48.4坪) | 86.0万/坪 (167坪) | 113万/坪 (59.3坪) |
| 矢田駅 | 42.5万/坪 (80.5坪) | 38.5万/坪 (120坪) | 57.3万/坪 (227坪) |
| 河内天美駅 | 39.8万/坪 (73.6坪) | 31.7万/坪 (60.5坪) | 31.1万/坪 (66.9坪) |
| 布忍駅 | 32.7万/坪 (89.8坪) | - | 16.3万/坪 (105坪) |
| 高見ノ里駅 | 32.4万/坪 (75.1坪) | 40.7万/坪 (209坪) | 14.4万/坪 (424坪) |
| 河内松原駅 | 41.1万/坪 (72.2坪) | 63.0万/坪 (39.3坪) | 28.8万/坪 (166坪) |
| 恵我ノ荘駅 | 35.3万/坪 (97.3坪) | 32.8万/坪 (153坪) | 23.0万/坪 (85.1坪) |
| 高鷲駅 | 26.0万/坪 (28.7坪) | - | 24.2万/坪 (112坪) |
| 藤井寺駅 | 33.8万/坪 (54.2坪) | 32.8万/坪 (68.1坪) | 33.5万/坪 (82.1坪) |
| 土師ノ里駅 | 24.8万/坪 (194坪) | 12.4万/坪 (12.1坪) | 19.5万/坪 (130坪) |
| 道明寺駅 | - | - | 9.9万/坪 (233坪) |
| 古市駅 | 12.6万/坪 (303坪) | 37.7万/坪 (43.1坪) | 11.9万/坪 (157坪) |
| 駒ケ谷駅 | - | 7.7万/坪 (209坪) | - |
| 上ノ太子駅 | 5.8万/坪 (145坪) | 10.5万/坪 (333坪) | 21.2万/坪 (75.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
土師ノ里駅 24.8 万/坪(昨年同期比 +100.1 ％)
土師ノ里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +100.1％( +12.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 194.4 坪 (昨年 12.1 坪から +1506.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.0 分 → 2021年 7.5 分、-42.3 ％と大きく減少)
河内天美駅 39.8 万/坪(昨年同期比 +25.4 ％)
河内天美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.8万円/坪(12.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +25.4％( +8.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 73.6 坪 (昨年 60.5 坪から +21.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.8 分 → 2021年 14.3 分、+47.0 ％と大きく増加)
古市駅 12.6 万/坪(昨年同期比 -66.7 ％)
古市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -66.7％( -25.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 43.1 坪から +601.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.0 分 → 2021年 30.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
上ノ太子駅 5.8 万/坪(昨年同期比 -45.0 ％)
上ノ太子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -45.0％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 332.8 坪から -56.4 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示