【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年10月〜12月期の近鉄南大阪線 (大阪阿部野橋駅～上ノ太子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.4万円/坪(11.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -6.8％( -2.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 61 件(１年前(2019年)に比べて +5.2％( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 95.4 坪 (昨年 68.1 坪から +40.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。河内松原駅、高鷲駅、土師ノ里駅、古市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは古市駅で昨年に比べ +86.5 ％、坪単価は 55.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(古市駅、高鷲駅)は +67.7 ％(坪単価 +15.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(矢田駅、恵我ノ荘駅)は -33.6 ％(坪単価 -10.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 15.5 ％ → 2020年 11.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった河堀口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -11.6％( -16.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった駒ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -17.5％( -2.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 近鉄南大阪線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪阿部野橋駅 | - | - | - |
| 河堀口駅 | 123万/坪 (43.9坪) | 139万/坪 (57.5坪) | - |
| 北田辺駅 | - | 114万/坪 (26.5坪) | 80.6万/坪 (124坪) |
| 今川駅 | 103万/坪 (44.4坪) | 90.8万/坪 (51.9坪) | - |
| 針中野駅 | 81.2万/坪 (58.2坪) | 98.8万/坪 (39.8坪) | 67.6万/坪 (29.2坪) |
| 矢田駅 | 18.9万/坪 (10.6坪) | 34.1万/坪 (58.4坪) | 40.7万/坪 (58.2坪) |
| 河内天美駅 | 26.7万/坪 (206坪) | 32.2万/坪 (38.6坪) | 32.4万/坪 (60.0坪) |
| 布忍駅 | - | 23.2万/坪 (145坪) | 9.0万/坪 (57.5坪) |
| 高見ノ里駅 | 31.8万/坪 (52.4坪) | - | - |
| 河内松原駅 | 43.2万/坪 (52.6坪) | 32.4万/坪 (69.4坪) | 28.7万/坪 (192坪) |
| 恵我ノ荘駅 | 20.5万/坪 (171坪) | 26.5万/坪 (150坪) | 33.2万/坪 (34.8坪) |
| 高鷲駅 | 18.3万/坪 (126坪) | 12.3万/坪 (51.4坪) | - |
| 藤井寺駅 | 35.6万/坪 (67.4坪) | 33.0万/坪 (71.6坪) | 28.3万/坪 (76.0坪) |
| 土師ノ里駅 | 32.1万/坪 (104坪) | 22.8万/坪 (51.9坪) | - |
| 道明寺駅 | 27.5万/坪 (36.3坪) | 30.5万/坪 (39.3坪) | 24.4万/坪 (69.6坪) |
| 古市駅 | 55.5万/坪 (75.6坪) | 29.8万/坪 (66.6坪) | 19.6万/坪 (241坪) |
| 駒ケ谷駅 | 13.2万/坪 (72.6坪) | 16.0万/坪 (49.9坪) | - |
| 上ノ太子駅 | 8.6万/坪 (257坪) | - | 12.6万/坪 (130坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
古市駅 55.5 万/坪(昨年同期比 +86.5 ％)
古市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +86.5％( +25.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 66.6 坪から +13.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 7.0 分、-46.2 ％と大きく減少)
高鷲駅 18.3 万/坪(昨年同期比 +48.9 ％)
高鷲駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.3万円/坪(5.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +48.9％( +6.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 126.4 坪 (昨年 51.4 坪から +145.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 17.0 分 → 2020年 8.6 分、-49.4 ％と大きく減少)
矢田駅 18.9 万/坪(昨年同期比 -44.6 ％)
矢田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -44.6％( -15.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 10.6 坪 (昨年 58.4 坪から -81.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.6 分 → 2020年 6.0 分、-21.1 ％と大きく減少)
恵我ノ荘駅 20.5 万/坪(昨年同期比 -22.6 ％)
恵我ノ荘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -22.6％( -6.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2019年)に比べて +160.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 171.0 坪 (昨年 150.5 坪から +13.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 18.6 分 → 2020年 20.8 分、+11.7 ％と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 7.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示