【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期の大阪御堂筋線 (江坂駅～中百舌鳥駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 178万円/坪(53.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +67.9％( +71.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2022年)に比べて +61.1％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.2 坪 (昨年 45.7 坪から +60.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。江坂駅、天王寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは我孫子駅で昨年に比べ +365.0 ％、坪単価は 169 万円/坪となった。
上位 2 駅(我孫子駅、江坂駅)は +205.0 ％(坪単価 +85.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北花田駅、東三国駅)は -22.0 ％(坪単価 -22.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 9.8 分 → 2023年 8.3 分、-15.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 20.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天王寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 331万円/坪(100万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +38.9％( +92.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北花田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -25.4％( -18.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 大阪御堂筋線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 江坂駅 | 124万/坪 (24.2坪) | 85.5万/坪 (87.7坪) | 121万/坪 (64.5坪) |
| 東三国駅 | 114万/坪 (16.6坪) | 140万/坪 (48.4坪) | 146万/坪 (34.3坪) |
| 新大阪駅 | - | - | - |
| 西中島南方駅 | 122万/坪 (19.7坪) | - | - |
| 中津駅 | 382万/坪 (76.6坪) | - | 273万/坪 (34.8坪) |
| 梅田駅 | - | - | - |
| 淀屋橋駅 | 959万/坪 (60.5坪) | - | - |
| 本町駅 | 209万/坪 (18.2坪) | - | 400万/坪 (57.5坪) |
| 心斎橋駅 | - | - | - |
| なんば駅 | - | - | - |
| 大国町駅 | - | - | - |
| 動物園前駅 | 142万/坪 (106坪) | - | - |
| 天王寺駅 | 331万/坪 (45.4坪) | 238万/坪 (15.1坪) | - |
| 昭和町駅 | - | - | 133万/坪 (40.1坪) |
| 西田辺駅 | 154万/坪 (42.4坪) | 135万/坪 (51.4坪) | 139万/坪 (51.4坪) |
| 長居駅 | 110万/坪 (52.9坪) | - | 127万/坪 (37.8坪) |
| 我孫子駅 | 169万/坪 (179坪) | 36.4万/坪 (30.3坪) | 108万/坪 (126坪) |
| 北花田駅 | 55.1万/坪 (156坪) | 73.8万/坪 (21.9坪) | 71.2万/坪 (39.3坪) |
| 新金岡駅 | 90.0万/坪 (68.1坪) | 95.6万/坪 (56.4坪) | 26.4万/坪 (22.7坪) |
| 中百舌鳥駅 | 89.2万/坪 (56.0坪) | 106万/坪 (33.3坪) | 83.4万/坪 (90.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
我孫子駅 169.1 万/坪(昨年同期比 +365.0 ％)
我孫子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +365.0％( +132.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 179.2 坪 (昨年 30.3 坪から +492.5 ％増)。
江坂駅 124.0 万/坪(昨年同期比 +45.0 ％)
江坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +45.0％( +38.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 87.7 坪から -72.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.0 分 → 2023年 15.0 分、+36.4 ％と大きく増加)
北花田駅 55.1 万/坪(昨年同期比 -25.4 ％)
北花田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -25.4％( -18.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 156.3 坪 (昨年 21.9 坪から +612.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.0 分 → 2023年 13.0 分、-27.8 ％と大きく減少)
東三国駅 114.2 万/坪(昨年同期比 -18.7 ％)
東三国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -18.7％( -26.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 48.4 坪から -65.6 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示