【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の大阪今里筋線 (井高野駅~今里駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +9.5%( +9.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -57.4%( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.8 坪 (昨年 56.5 坪から -24.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。蒲生四丁目駅、鴫野駅、緑橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは緑橋駅で昨年に比べ +39.0 %、坪単価は 125 万円/坪となった。
上位 2 駅(緑橋駅、鴫野駅)は +36.9 %(坪単価 +35.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(だいどう豊里駅、瑞光四丁目駅)は -29.9 %(坪単価 -29.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.9 % → 2024年 37.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 % → 2024年 3.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鴫野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +34.8%( +35.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった瑞光四丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -23.1%( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
大阪今里筋線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
井高野駅 | - | 79.5万/坪 (43.9坪) | 63.6万/坪 (47.6坪) |
瑞光四丁目駅 | 63.8万/坪 (23.4坪) | 82.9万/坪 (33.3坪) | 89.4万/坪 (71.8坪) |
だいどう豊里駅 | 67.4万/坪 (77.9坪) | 107万/坪 (54.5坪) | 76.2万/坪 (27.7坪) |
太子橋今市駅 | 92.9万/坪 (26.5坪) | 95.7万/坪 (61.5坪) | 92.3万/坪 (40.6坪) |
清水駅 | - | 103万/坪 (35.3坪) | 81.0万/坪 (80.4坪) |
新森古市駅 | 111万/坪 (25.7坪) | 112万/坪 (70.2坪) | 110万/坪 (50.9坪) |
関目成育駅 | - | - | - |
蒲生四丁目駅 | 132万/坪 (44.9坪) | 99.2万/坪 (36.9坪) | 115万/坪 (61.4坪) |
鴫野駅 | 138万/坪 (18.2坪) | 102万/坪 (166坪) | 88.3万/坪 (28.3坪) |
緑橋駅 | 125万/坪 (47.3坪) | 89.9万/坪 (64.1坪) | 128万/坪 (69.4坪) |
今里駅 | 92.8万/坪 (28.0坪) | 91.4万/坪 (36.3坪) | 87.9万/坪 (46.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
緑橋駅 125.0 万/坪(昨年同期比 +39.0 %)
緑橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +39.0%( +35.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 47.3 坪 (昨年 64.1 坪から -26.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.4 分 → 2024年 6.9 分、-17.9 %と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 25.0 %)
鴫野駅 137.7 万/坪(昨年同期比 +34.8 %)
鴫野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +34.8%( +35.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 166.0 坪から -89.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.0 分 → 2024年 3.0 分、-70.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 100.0 %)
だいどう豊里駅 67.4 万/坪(昨年同期比 -36.7 %)
だいどう豊里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.4万円/坪(20.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -36.7%( -39.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.9 坪 (昨年 54.5 坪から +43.1 %増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 25.0 %)
瑞光四丁目駅 63.8 万/坪(昨年同期比 -23.1 %)
瑞光四丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -23.1%( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 23.4 坪 (昨年 33.3 坪から -29.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.0 分 → 2024年 8.0 分、-11.1 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示