【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期の大阪モノレール (蛍池駅~門真市駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.5万円/坪(20.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +6.1%( +3.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 97 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 81.2 坪から +10.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。蛍池駅、山田駅、南摂津駅、大日駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宇野辺駅で昨年に比べ +204.1 %、坪単価は 77.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(宇野辺駅、摂津駅)は +179.1 %(坪単価 +60.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(沢良宜駅、柴原阪大前駅)は -46.0 %(坪単価 -32.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.1 % → 2023年 8.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった摂津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +154.2%( +69.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった沢良宜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -52.5%( -33.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
大阪モノレール | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
蛍池駅 | 94.8万/坪 (84.4坪) | 60.8万/坪 (50.1坪) | 57.5万/坪 (80.2坪) |
柴原阪大前駅 | 46.3万/坪 (151坪) | 76.6万/坪 (32.5坪) | 46.5万/坪 (79.4坪) |
少路駅 | - | - | 89.7万/坪 (42.4坪) |
千里中央駅 | 71.0万/坪 (113坪) | 75.2万/坪 (89.4坪) | 62.0万/坪 (86.3坪) |
山田駅 | 91.9万/坪 (75.3坪) | 69.0万/坪 (101坪) | 80.1万/坪 (58.1坪) |
万博記念公園駅 | 90.2万/坪 (33.3坪) | - | 82.6万/坪 (36.3坪) |
宇野辺駅 | 77.7万/坪 (26.5坪) | 25.5万/坪 (290坪) | 51.1万/坪 (33.3坪) |
南茨木駅 | 83.6万/坪 (95.6坪) | 90.8万/坪 (53.7坪) | 58.9万/坪 (109坪) |
沢良宜駅 | 30.7万/坪 (42.4坪) | 64.6万/坪 (85.6坪) | 43.8万/坪 (51.4坪) |
摂津駅 | 114万/坪 (175坪) | 44.8万/坪 (130坪) | 65.5万/坪 (119坪) |
南摂津駅 | 47.7万/坪 (32.9坪) | 39.7万/坪 (58.2坪) | 23.8万/坪 (48.9坪) |
大日駅 | 58.1万/坪 (78.2坪) | 46.1万/坪 (79.6坪) | 43.8万/坪 (84.1坪) |
門真市駅 | 58.6万/坪 (239坪) | 69.1万/坪 (47.4坪) | 64.8万/坪 (78.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宇野辺駅 77.7 万/坪(昨年同期比 +204.1 %)
宇野辺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.7万円/坪(23.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +204.1%( +52.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 26.5 坪 (昨年 290.4 坪から -90.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 6.5 分 → 2023年 5.7 分、-12.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 66.7 %)
摂津駅 114.0 万/坪(昨年同期比 +154.2 %)
摂津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +154.2%( +69.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 130.1 坪から +34.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.0 分 → 2023年 5.0 分、-37.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 100.0 %)
沢良宜駅 30.7 万/坪(昨年同期比 -52.5 %)
沢良宜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -52.5%( -33.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 85.6 坪から -50.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.4 分 → 2023年 14.0 分、+22.5 %と大きく増加)
柴原阪大前駅 46.3 万/坪(昨年同期比 -39.6 %)
柴原阪大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -39.6%( -30.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 32.5 坪から +365.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.5 分 → 2023年 5.0 分、-33.3 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示