【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の南海高野線 (難波駅~天見駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -17.8%( -9.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 57 件(1年前(2021年)に比べて -32.1%( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 104.7 坪 (昨年 85.7 坪から +22.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。百舌鳥八幡駅、北野田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは河内長野駅で昨年に比べ +659.1 %、坪単価は 33.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(河内長野駅、百舌鳥八幡駅)は +351.3 %(坪単価 +27.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(萩原天神駅、帝塚山駅)は -66.8 %(坪単価 -47.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 14.2 分 → 2022年 16.5 分、+16.4 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 13.1 % → 2022年 5.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三国ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.2万円/坪(28.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -6.8%( -6.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった萩原天神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.24万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -98.7%( -58.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
南海高野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
難波駅 | - | 289万/坪 (48.4坪) | - |
今宮戎駅 | - | - | - |
新今宮駅 | - | 203万/坪 (59.0坪) | - |
萩ノ茶屋駅 | - | - | 55.1万/坪 (9.1坪) |
天下茶屋駅 | - | 49.6万/坪 (60.5坪) | 75.2万/坪 (45.4坪) |
岸里玉出駅 | 77.1万/坪 (18.2坪) | 88.2万/坪 (18.2坪) | 9.6万/坪 (333坪) |
帝塚山駅 | 68.9万/坪 (72.6坪) | 106万/坪 (37.8坪) | - |
住吉東駅 | - | 72.5万/坪 (183坪) | 75.6万/坪 (63.5坪) |
沢ノ町駅 | - | 51.0万/坪 (64.0坪) | - |
我孫子前駅 | 74.6万/坪 (46.9坪) | - | - |
浅香山駅 | 64.8万/坪 (50.4坪) | 70.6万/坪 (108坪) | 60.9万/坪 (59.0坪) |
堺東駅 | 65.3万/坪 (35.4坪) | 92.0万/坪 (60.4坪) | 76.8万/坪 (51.9坪) |
三国ケ丘駅 | 93.2万/坪 (33.3坪) | 100.0万/坪 (184坪) | 97.7万/坪 (133坪) |
百舌鳥八幡駅 | 88.3万/坪 (109坪) | 61.6万/坪 (43.9坪) | - |
中百舌鳥駅 | - | 85.2万/坪 (124坪) | 63.1万/坪 (116坪) |
白鷺駅 | - | - | 82.6万/坪 (24.2坪) |
初芝駅 | 46.7万/坪 (133坪) | 52.1万/坪 (46.9坪) | 27.8万/坪 (125坪) |
萩原天神駅 | 0.8万/坪 (206坪) | 59.0万/坪 (84.7坪) | 30.2万/坪 (80.7坪) |
北野田駅 | 36.1万/坪 (123坪) | 30.0万/坪 (97.8坪) | 40.2万/坪 (82.1坪) |
狭山駅 | 29.5万/坪 (23.4坪) | 26.6万/坪 (144坪) | 29.9万/坪 (36.7坪) |
大阪狭山市駅 | 38.8万/坪 (69.2坪) | 42.4万/坪 (58.5坪) | - |
金剛駅 | 30.2万/坪 (170坪) | 33.1万/坪 (85.6坪) | 25.3万/坪 (81.1坪) |
滝谷駅 | - | - | 26.0万/坪 (42.4坪) |
千代田駅 | - | 30.0万/坪 (57.5坪) | 17.7万/坪 (46.1坪) |
河内長野駅 | 33.0万/坪 (120坪) | 4.3万/坪 (230坪) | 41.4万/坪 (56.0坪) |
三日市町駅 | 13.5万/坪 (77.6坪) | 13.6万/坪 (71.3坪) | 2.4万/坪 (49.9坪) |
美加の台駅 | - | - | 8.2万/坪 (118坪) |
千早口駅 | - | - | - |
天見駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
河内長野駅 33.0 万/坪(昨年同期比 +659.1 %)
河内長野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.0万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +659.1%( +28.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 120.4 坪 (昨年 229.9 坪から -47.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 60.0 分 → 2022年 18.6 分、-69.0 %と大きく減少)
百舌鳥八幡駅 88.3 万/坪(昨年同期比 +43.5 %)
百舌鳥八幡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.3万円/坪(26.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +43.5%( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 109.3 坪 (昨年 43.9 坪から +149.1 %増)。
萩原天神駅 0.8 万/坪(昨年同期比 -98.7 %)
萩原天神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.24万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -98.7%( -58.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 205.7 坪 (昨年 84.7 坪から +142.9 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 15.0 分、+200.0 %と大きく増加)
帝塚山駅 68.9 万/坪(昨年同期比 -34.9 %)
帝塚山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.9万円/坪(20.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -34.9%( -36.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 37.8 坪から +92.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.0 分 → 2022年 3.0 分、-40.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示