【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期のJR久大本線 (夜明駅～大分駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +18.6％( +2.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 65 件(１年前(2020年)に比べて +20.4％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 117.0 坪 (昨年 101.6 坪から +15.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。豊後三芳駅、豊後国分駅、南大分駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは賀来駅で昨年に比べ +600.0 ％、坪単価は 21.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(賀来駅、由布院駅)は +458.4 ％(坪単価 +15.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(向之原駅、日田駅)は -7.7 ％(坪単価 -0.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.7 ％ → 2021年 4.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 23.1 分 → 2021年 25.8 分、+12.0 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.8万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +18.0％( +6.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった向之原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -12.6％( -1.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| JR久大本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 夜明駅 | - | - | - |
| 光岡駅 | - | 10.0万/坪 (191坪) | 2.6万/坪 (63.5坪) |
| 日田駅 | 8.6万/坪 (138坪) | 8.9万/坪 (90.4坪) | 11.0万/坪 (99.6坪) |
| 豊後三芳駅 | 8.6万/坪 (78.7坪) | 6.7万/坪 (90.0坪) | 16.5万/坪 (96.8坪) |
| 豊後中川駅 | 1.1万/坪 (215坪) | - | - |
| 天ケ瀬駅 | 1.0万/坪 (114坪) | - | - |
| 杉河内駅 | - | - | - |
| 北山田駅 | 1.4万/坪 (49.9坪) | - | 3.4万/坪 (296坪) |
| 豊後森駅 | - | 4.6万/坪 (109坪) | 7.2万/坪 (69.6坪) |
| 恵良駅 | - | - | - |
| 引治駅 | - | - | - |
| 豊後中村駅 | - | 0.4万/坪 (303坪) | - |
| 野矢駅 | - | - | - |
| 由布院駅 | 18.2万/坪 (269坪) | 4.4万/坪 (135坪) | 10.8万/坪 (122坪) |
| 南由布駅 | - | 22.0万/坪 (136坪) | - |
| 湯平駅 | 1.1万/坪 (82.4坪) | - | - |
| 庄内駅 | - | - | - |
| 天神山駅 | - | - | 0.7万/坪 (45.4坪) |
| 小野屋駅 | - | 1.9万/坪 (203坪) | 3.6万/坪 (78.7坪) |
| 鬼瀬駅 | 1.8万/坪 (169坪) | - | - |
| 向之原駅 | 8.6万/坪 (101坪) | 9.9万/坪 (67.9坪) | 9.2万/坪 (78.7坪) |
| 豊後国分駅 | 15.8万/坪 (161坪) | 9.6万/坪 (101坪) | 9.3万/坪 (136坪) |
| 賀来駅 | 21.0万/坪 (66.6坪) | 3.0万/坪 (299坪) | 23.1万/坪 (242坪) |
| 南大分駅 | 20.9万/坪 (174坪) | 16.1万/坪 (75.9坪) | 21.0万/坪 (117坪) |
| 古国府駅 | 28.8万/坪 (59.0坪) | 28.2万/坪 (56.0坪) | 28.2万/坪 (59.0坪) |
| 大分駅 | 43.8万/坪 (66.3坪) | 37.1万/坪 (86.8坪) | 36.5万/坪 (92.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
賀来駅 21.0 万/坪(昨年同期比 +600.0 ％)
賀来駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +600.0％( +18.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 299.5 坪から -77.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 20.0 分 → 2021年 30.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
由布院駅 18.2 万/坪(昨年同期比 +316.9 ％)
由布院駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +316.9％( +13.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 269.2 坪 (昨年 134.6 坪から +100.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.0 分 → 2021年 44.7 分、+148.1 ％と大きく増加)
向之原駅 8.6 万/坪(昨年同期比 -12.6 ％)
向之原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -12.6％( -1.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 101.5 坪 (昨年 67.9 坪から +49.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 21.9 分 → 2021年 27.7 分、+26.5 ％と大きく増加)
日田駅 8.6 万/坪(昨年同期比 -2.9 ％)
日田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -2.9％( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +80.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 137.8 坪 (昨年 90.4 坪から +52.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 33.2 分 → 2021年 28.8 分、-13.2 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示