【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期のJR武蔵野線 (東所沢駅～三郷駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.9万円/坪(22.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +15.1％( +9.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 63 件(１年前(2022年)に比べて -6.0％( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 97.2 坪 (昨年 84.6 坪から +15.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西浦和駅、武蔵浦和駅、吉川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵浦和駅で昨年に比べ +85.3 ％、坪単価は 148 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵浦和駅、吉川駅)は +68.7 ％(坪単価 +42.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新三郷駅、新座駅)は -52.9 ％(坪単価 -21.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 19.7 分 → 2023年 17.3 分、-12.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.5 ％ → 2023年 1.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 148万円/坪(44.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +85.3％( +68.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新三郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -66.3％( -17.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR武蔵野線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東所沢駅 | 39.7万/坪 (212坪) | 54.4万/坪 (114坪) | 79.2万/坪 (52.6坪) |
| 新座駅 | 40.9万/坪 (139坪) | 67.8万/坪 (79.8坪) | 73.1万/坪 (122坪) |
| 北朝霞駅 | - | - | - |
| 西浦和駅 | 55.3万/坪 (76.3坪) | 40.8万/坪 (92.3坪) | 13.7万/坪 (195坪) |
| 武蔵浦和駅 | 148万/坪 (54.5坪) | 79.9万/坪 (36.3坪) | 159万/坪 (75.6坪) |
| 南浦和駅 | 143万/坪 (50.9坪) | 125万/坪 (43.4坪) | 127万/坪 (38.2坪) |
| 東浦和駅 | 64.8万/坪 (63.7坪) | 63.7万/坪 (58.5坪) | 56.2万/坪 (59.1坪) |
| 東川口駅 | 59.2万/坪 (133坪) | 76.9万/坪 (50.1坪) | 55.4万/坪 (154坪) |
| 南越谷駅 | - | - | - |
| 越谷レイクタウン駅 | 13.0万/坪 (166坪) | 19.2万/坪 (68.4坪) | 18.6万/坪 (174坪) |
| 吉川駅 | 49.2万/坪 (54.5坪) | 32.4万/坪 (109坪) | 32.1万/坪 (108坪) |
| 吉川美南駅 | 26.7万/坪 (150坪) | 35.9万/坪 (106坪) | 8.5万/坪 (56.7坪) |
| 新三郷駅 | 8.6万/坪 (330坪) | 25.6万/坪 (214坪) | 16.6万/坪 (140坪) |
| 三郷駅 | 47.1万/坪 (38.6坪) | 41.8万/坪 (287坪) | 17.1万/坪 (97.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵浦和駅 148.0 万/坪(昨年同期比 +85.3 ％)
武蔵浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 148万円/坪(44.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +85.3％( +68.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 36.3 坪から +50.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 12.3 分、-38.3 ％と大きく減少)
吉川駅 49.2 万/坪(昨年同期比 +52.1 ％)
吉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +52.1％( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 109.5 坪から -50.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 24.8 分 → 2023年 20.6 分、-16.9 ％と減少)
新三郷駅 8.6 万/坪(昨年同期比 -66.3 ％)
新三郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -66.3％( -17.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 329.7 坪 (昨年 214.2 坪から +54.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 17.2 分 → 2023年 8.3 分、-51.6 ％と大きく減少)
新座駅 40.9 万/坪(昨年同期比 -39.6 ％)
新座駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.9万円/坪(12.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -39.6％( -26.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 138.6 坪 (昨年 79.8 坪から +73.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 19.8 分 → 2023年 15.7 分、-20.7 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示