【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR川越線 (大宮駅~高麗川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.8万円/坪(19.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +83.8%( +29.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 59 件(1年前(2021年)に比べて -47.8%( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 91.1 坪 (昨年 104.8 坪から -13.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。大宮駅、日進駅、西大宮駅、川越駅、笠幡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南古谷駅で昨年に比べ +152.7 %、坪単価は 41.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(南古谷駅、高麗川駅)は +140.2 %(坪単価 +21.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武蔵高萩駅、西川越駅)は -5.0 %(坪単価 -0.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 29.3 分 → 2022年 21.3 分、-27.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.9 % → 2022年 10.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 154万円/坪(46.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +96.5%( +75.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵高萩駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -10.3%( -1.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -76.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR川越線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大宮駅 | 154万/坪 (80.3坪) | 78.5万/坪 (56.6坪) | 140万/坪 (102坪) |
日進駅 | 72.5万/坪 (23.4坪) | 49.0万/坪 (134坪) | 38.2万/坪 (61.3坪) |
西大宮駅 | 56.9万/坪 (87.1坪) | 35.0万/坪 (64.3坪) | 39.6万/坪 (84.4坪) |
指扇駅 | 41.5万/坪 (100坪) | 39.2万/坪 (52.3坪) | 43.1万/坪 (88.8坪) |
南古谷駅 | 41.7万/坪 (56.7坪) | 16.5万/坪 (133坪) | 12.9万/坪 (157坪) |
川越駅 | 49.2万/坪 (91.5坪) | 38.5万/坪 (119坪) | 50.9万/坪 (91.9坪) |
西川越駅 | 21.3万/坪 (84.7坪) | 21.2万/坪 (187坪) | 22.3万/坪 (89.0坪) |
的場駅 | 47.6万/坪 (37.8坪) | 22.6万/坪 (54.5坪) | 32.3万/坪 (54.9坪) |
笠幡駅 | 24.2万/坪 (110坪) | 13.0万/坪 (187坪) | 11.1万/坪 (100坪) |
武蔵高萩駅 | 13.5万/坪 (217坪) | 15.0万/坪 (58.1坪) | 12.0万/坪 (186坪) |
高麗川駅 | 29.9万/坪 (73.7坪) | 13.1万/坪 (130坪) | 12.6万/坪 (131坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南古谷駅 41.7 万/坪(昨年同期比 +152.7 %)
南古谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +152.7%( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -77.8%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 133.3 坪から -57.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 21.7 分 → 2022年 19.5 分、-10.0 %と減少)
高麗川駅 29.9 万/坪(昨年同期比 +127.7 %)
高麗川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +127.7%( +16.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 73.7 坪 (昨年 129.5 坪から -43.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.6 分 → 2022年 7.0 分、-57.9 %と大きく減少)
武蔵高萩駅 13.5 万/坪(昨年同期比 -10.3 %)
武蔵高萩駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -10.3%( -1.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -76.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 217.3 坪 (昨年 58.1 坪から +273.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.5 分 → 2022年 14.0 分、-31.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.7 % → 2022年 33.3 %)
西川越駅 21.3 万/坪(昨年同期比 +0.2 %)
西川越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.3万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +0.2%( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 186.9 坪から -54.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.6 分 → 2022年 8.0 分、-63.0 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示