【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年10月〜12月期のJR川越線 (大宮駅~高麗川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.3万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -34.4%( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 113 件(1年前(2020年)に比べて +6.6%( +7件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 104.8 坪 (昨年 104.1 坪から +0.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。日進駅、南古谷駅、武蔵高萩駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは日進駅で昨年に比べ +28.5 %、坪単価は 49.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(日進駅、南古谷駅)は +28.1 %(坪単価 +7.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大宮駅、的場駅)は -37.1 %(坪単価 -35.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 20.2 分 → 2021年 29.3 分、+44.9 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.7 % → 2021年 0.9 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.5万円/坪(23.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -44.1%( -62.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて -9.1%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった笠幡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +18.1%( +2.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR川越線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大宮駅 | 78.5万/坪 (56.6坪) | 140万/坪 (102坪) | 101万/坪 (51.7坪) |
日進駅 | 49.0万/坪 (134坪) | 38.2万/坪 (61.3坪) | 36.1万/坪 (99.8坪) |
西大宮駅 | 35.0万/坪 (64.3坪) | 39.6万/坪 (84.4坪) | 42.5万/坪 (84.0坪) |
指扇駅 | 39.2万/坪 (52.3坪) | 43.1万/坪 (88.8坪) | 31.3万/坪 (71.8坪) |
南古谷駅 | 16.5万/坪 (133坪) | 12.9万/坪 (157坪) | 24.9万/坪 (56.3坪) |
川越駅 | 38.5万/坪 (119坪) | 50.9万/坪 (91.9坪) | 50.0万/坪 (63.0坪) |
西川越駅 | 21.2万/坪 (187坪) | 22.3万/坪 (89.0坪) | 9.3万/坪 (151坪) |
的場駅 | 22.6万/坪 (54.5坪) | 32.3万/坪 (54.9坪) | 27.1万/坪 (55.7坪) |
笠幡駅 | 13.0万/坪 (187坪) | 11.1万/坪 (100坪) | 16.1万/坪 (74.1坪) |
武蔵高萩駅 | 15.0万/坪 (58.1坪) | 12.0万/坪 (186坪) | 7.6万/坪 (81.3坪) |
高麗川駅 | 13.1万/坪 (130坪) | 12.6万/坪 (131坪) | 3.8万/坪 (240坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日進駅 49.0 万/坪(昨年同期比 +28.5 %)
日進駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.0万円/坪(14.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +28.5%( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 134.2 坪 (昨年 61.3 坪から +119.1 %増)。
南古谷駅 16.5 万/坪(昨年同期比 +27.7 %)
南古谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +27.7%( +3.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて +80.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 133.3 坪 (昨年 156.8 坪から -15.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 38.8 分 → 2021年 21.7 分、-44.2 %と大きく減少)
大宮駅 78.5 万/坪(昨年同期比 -44.1 %)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.5万円/坪(23.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -44.1%( -62.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて -9.1%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 56.6 坪 (昨年 101.8 坪から -44.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.8 分 → 2021年 23.6 分、+26.0 %と大きく増加)
的場駅 22.6 万/坪(昨年同期比 -30.1 %)
的場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -30.1%( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 54.9 坪から -0.8 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示