【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年10月〜12月期のJR川越線 (大宮駅～高麗川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +14.4％( +6.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 64 件(１年前(2018年)に比べて -31.9％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.2 坪 (昨年 111.1 坪から -29.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大宮駅、川越駅、的場駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは笠幡駅で昨年に比べ +724.2 ％、坪単価は 16.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(笠幡駅、的場駅)は +403.9 ％(坪単価 +13.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高麗川駅、西川越駅)は -66.7 ％(坪単価 -12.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 25.3 分 → 2019年 19.9 分、-21.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.3 ％ → 2019年 4.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +20.1％( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2018年)に比べて -24.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高麗川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -71.7％( -9.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| JR川越線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 101万/坪 (51.7坪) | 83.9万/坪 (73.9坪) | 69.6万/坪 (80.4坪) |
| 日進駅 | 36.1万/坪 (99.8坪) | 79.5万/坪 (46.3坪) | 51.4万/坪 (116坪) |
| 西大宮駅 | 42.5万/坪 (84.0坪) | 36.0万/坪 (131坪) | 39.2万/坪 (125坪) |
| 指扇駅 | 31.3万/坪 (71.8坪) | 40.5万/坪 (47.2坪) | 29.8万/坪 (48.7坪) |
| 南古谷駅 | 24.9万/坪 (56.3坪) | 25.3万/坪 (57.5坪) | 10.3万/坪 (126坪) |
| 川越駅 | 50.0万/坪 (63.0坪) | 28.2万/坪 (204坪) | 33.2万/坪 (72.8坪) |
| 西川越駅 | 9.3万/坪 (151坪) | 24.1万/坪 (171坪) | 11.7万/坪 (213坪) |
| 的場駅 | 27.1万/坪 (55.7坪) | 14.8万/坪 (318坪) | 49.1万/坪 (68.1坪) |
| 笠幡駅 | 16.1万/坪 (74.1坪) | 2.0万/坪 (122坪) | 9.5万/坪 (125坪) |
| 武蔵高萩駅 | 7.6万/坪 (81.3坪) | 13.6万/坪 (56.5坪) | 5.2万/坪 (65.9坪) |
| 高麗川駅 | 3.8万/坪 (240坪) | 13.4万/坪 (188坪) | 13.2万/坪 (104坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笠幡駅 16.1 万/坪(昨年同期比 +724.2 ％)
笠幡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +724.2％( +14.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 122.0 坪から -39.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 18.0 分 → 2019年 12.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
的場駅 27.1 万/坪(昨年同期比 +83.7 ％)
的場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +83.7％( +12.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.7 坪 (昨年 317.6 坪から -82.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 24.0 分 → 2019年 10.6 分、-55.8 ％と大きく減少)
高麗川駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -71.7 ％)
高麗川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -71.7％( -9.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 240.5 坪 (昨年 188.3 坪から +27.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 19.2 分 → 2019年 24.5 分、+27.3 ％と大きく増加)
西川越駅 9.3 万/坪(昨年同期比 -61.7 ％)
西川越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -61.7％( -14.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 170.9 坪から -11.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 25.0 分 → 2019年 8.0 分、-68.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示