【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年10月〜12月期のJR宇都宮線 (浦和駅～栗橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.7万円/坪(17.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +5.2％( +2.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 94 件(１年前(2018年)に比べて -16.8％( -19件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 77.9 坪 (昨年 93.0 坪から -16.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大宮駅、白岡駅、新白岡駅、久喜駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新白岡駅で昨年に比べ +73.0 ％、坪単価は 35.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(新白岡駅、久喜駅)は +56.6 ％(坪単価 +10.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(浦和駅、東鷲宮駅)は -26.8 ％(坪単価 -20.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 22.3 分 → 2019年 19.0 分、-14.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.9 ％ → 2019年 1.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったさいたま新都心駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -18.9％( -27.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東鷲宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -24.7％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR宇都宮線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 92.3万/坪 (69.0坪) | 130万/坪 (48.9坪) | 134万/坪 (45.3坪) |
| さいたま新都心駅 | 118万/坪 (24.2坪) | 146万/坪 (57.5坪) | 110万/坪 (99.8坪) |
| 大宮駅 | 101万/坪 (51.7坪) | 83.9万/坪 (73.9坪) | 69.6万/坪 (80.4坪) |
| 土呂駅 | 76.2万/坪 (148坪) | 88.7万/坪 (55.5坪) | 76.6万/坪 (61.4坪) |
| 東大宮駅 | 39.1万/坪 (51.4坪) | 49.3万/坪 (47.3坪) | 42.2万/坪 (62.5坪) |
| 蓮田駅 | 22.1万/坪 (49.2坪) | 20.9万/坪 (75.6坪) | 24.1万/坪 (97.1坪) |
| 白岡駅 | 32.0万/坪 (55.0坪) | 24.3万/坪 (184坪) | 27.2万/坪 (60.2坪) |
| 新白岡駅 | 35.4万/坪 (70.3坪) | 20.4万/坪 (56.5坪) | 26.6万/坪 (88.9坪) |
| 久喜駅 | 23.7万/坪 (113坪) | 16.9万/坪 (118坪) | 20.4万/坪 (93.1坪) |
| 東鷲宮駅 | 9.4万/坪 (143坪) | 12.5万/坪 (92.3坪) | 21.2万/坪 (85.5坪) |
| 栗橋駅 | 10.0万/坪 (108坪) | 9.8万/坪 (149坪) | 5.0万/坪 (140坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新白岡駅 35.4 万/坪(昨年同期比 +73.0 ％)
新白岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +73.0％( +14.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 56.5 坪から +24.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 12.7 分 → 2019年 10.0 分、-21.1 ％と大きく減少)
久喜駅 23.7 万/坪(昨年同期比 +40.2 ％)
久喜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.7万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +40.2％( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2018年)に比べて -36.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 113.1 坪 (昨年 118.2 坪から -4.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 34.8 分 → 2019年 21.5 分、-38.3 ％と大きく減少)
浦和駅 92.3 万/坪(昨年同期比 -28.9 ％)
浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.3万円/坪(27.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -28.9％( -37.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(１年前(2018年)に比べて +11.1％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 69.0 坪 (昨年 48.9 坪から +41.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.6 分 → 2019年 21.4 分、+46.5 ％と大きく増加)
東鷲宮駅 9.4 万/坪(昨年同期比 -24.7 ％)
東鷲宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -24.7％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 143.4 坪 (昨年 92.3 坪から +55.5 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示