【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の西武池袋線 (所沢駅~吾野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -8.4%( -3.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 87 件(1年前(2021年)に比べて -13.9%( -14件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 70.9 坪 (昨年 78.1 坪から -9.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。西所沢駅、入間市駅、飯能駅、高麗駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高麗駅で昨年に比べ +97.0 %、坪単価は 15.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(高麗駅、飯能駅)は +87.5 %(坪単価 +9.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(仏子駅、狭山ケ丘駅)は -37.3 %(坪単価 -12.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.9 % → 2022年 6.9 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 19.0 分 → 2022年 21.9 分、+15.0 %と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.3万円/坪(20.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -31.5%( -30.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった仏子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -37.5%( -9.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
西武池袋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
所沢駅 | 66.3万/坪 (71.8坪) | 96.8万/坪 (43.3坪) | 83.4万/坪 (52.6坪) |
西所沢駅 | 65.0万/坪 (49.0坪) | 52.4万/坪 (72.2坪) | 31.3万/坪 (51.4坪) |
小手指駅 | 50.0万/坪 (57.7坪) | 56.3万/坪 (128坪) | 65.7万/坪 (35.5坪) |
狭山ケ丘駅 | 25.4万/坪 (54.5坪) | 40.5万/坪 (32.0坪) | 35.2万/坪 (47.9坪) |
武蔵藤沢駅 | 34.1万/坪 (176坪) | 37.4万/坪 (139坪) | 37.9万/坪 (59.4坪) |
稲荷山公園駅 | - | - | 23.1万/坪 (110坪) |
入間市駅 | 35.8万/坪 (72.4坪) | 25.7万/坪 (69.6坪) | 38.6万/坪 (99.5坪) |
仏子駅 | 15.3万/坪 (82.1坪) | 24.4万/坪 (111坪) | 9.1万/坪 (84.7坪) |
元加治駅 | 28.4万/坪 (72.2坪) | 26.1万/坪 (65.8坪) | 28.8万/坪 (277坪) |
飯能駅 | 27.3万/坪 (94.2坪) | 15.3万/坪 (102坪) | 21.2万/坪 (95.3坪) |
東飯能駅 | 18.7万/坪 (110坪) | 25.9万/坪 (164坪) | 4.8万/坪 (174坪) |
高麗駅 | 15.5万/坪 (70.3坪) | 7.9万/坪 (28.7坪) | - |
武蔵横手駅 | - | - | - |
東吾野駅 | 4.9万/坪 (41.6坪) | - | - |
吾野駅 | - | - | 0.26万/坪 (233坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高麗駅 15.5 万/坪(昨年同期比 +97.0 %)
高麗駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.5万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +97.0%( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 28.7 坪から +144.7 %増)。
飯能駅 27.3 万/坪(昨年同期比 +78.0 %)
飯能駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +78.0%( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -11.1%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 94.2 坪 (昨年 101.8 坪から -7.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 40.0 分 → 2022年 29.5 分、-26.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 12.5 %)
仏子駅 15.3 万/坪(昨年同期比 -37.5 %)
仏子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -37.5%( -9.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 82.1 坪 (昨年 111.5 坪から -26.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 19.7 分 → 2022年 13.5 分、-31.5 %と大きく減少)
狭山ケ丘駅 25.4 万/坪(昨年同期比 -37.2 %)
狭山ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.4万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -37.2%( -15.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 32.0 坪から +70.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.3 分 → 2022年 21.0 分、+57.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示