【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の西武池袋線 (所沢駅～吾野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.4万円/坪(13.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +26.7％( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 68 件(１年前(2021年)に比べて -25.3％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 69.6 坪から +28.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西所沢駅、武蔵藤沢駅、稲荷山公園駅、飯能駅、東飯能駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小手指駅で昨年に比べ +108.6 ％、坪単価は 73.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(小手指駅、飯能駅)は +96.9 ％(坪単価 +27.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(狭山ケ丘駅、元加治駅)は -46.2 ％(坪単価 -16.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 21.6 分 → 2022年 18.0 分、-16.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.5 ％ → 2022年 7.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小手指駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.6万円/坪(22.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +108.6％( +38.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった仏子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -4.0％( -0.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武池袋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 所沢駅 | 58.5万/坪 (66.3坪) | 76.2万/坪 (64.6坪) | 74.6万/坪 (76.6坪) |
| 西所沢駅 | 48.8万/坪 (62.6坪) | 31.8万/坪 (43.4坪) | 32.7万/坪 (31.3坪) |
| 小手指駅 | 73.6万/坪 (53.8坪) | 35.3万/坪 (98.1坪) | 42.9万/坪 (46.0坪) |
| 狭山ケ丘駅 | 15.8万/坪 (228坪) | 36.6万/坪 (26.7坪) | 37.7万/坪 (36.1坪) |
| 武蔵藤沢駅 | 53.5万/坪 (30.8坪) | 34.2万/坪 (70.0坪) | 27.9万/坪 (117坪) |
| 稲荷山公園駅 | 35.6万/坪 (118坪) | 25.2万/坪 (132坪) | 22.5万/坪 (33.3坪) |
| 入間市駅 | 39.7万/坪 (38.3坪) | 36.1万/坪 (60.6坪) | 29.3万/坪 (137坪) |
| 仏子駅 | 12.1万/坪 (50.9坪) | 12.6万/坪 (98.8坪) | 11.6万/坪 (112坪) |
| 元加治駅 | 20.6万/坪 (81.7坪) | 32.0万/坪 (64.7坪) | 14.3万/坪 (46.9坪) |
| 飯能駅 | 37.2万/坪 (89.4坪) | 20.1万/坪 (80.8坪) | 22.5万/坪 (85.0坪) |
| 東飯能駅 | 60.4万/坪 (220坪) | 35.4万/坪 (32.3坪) | 14.2万/坪 (227坪) |
| 高麗駅 | - | - | - |
| 武蔵横手駅 | - | - | - |
| 東吾野駅 | - | - | - |
| 吾野駅 | - | - | 2.1万/坪 (33.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小手指駅 73.6 万/坪(昨年同期比 +108.6 ％)
小手指駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.6万円/坪(22.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +108.6％( +38.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.8 坪 (昨年 98.1 坪から -45.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.8 分 → 2022年 11.8 分、-37.2 ％と大きく減少)
飯能駅 37.2 万/坪(昨年同期比 +85.2 ％)
飯能駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.2万円/坪(11.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +85.2％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて +5.6％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 89.4 坪 (昨年 80.8 坪から +10.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 38.9 分 → 2022年 21.2 分、-45.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 10.5 ％)
狭山ケ丘駅 15.8 万/坪(昨年同期比 -56.7 ％)
狭山ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -56.7％( -20.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 228.4 坪 (昨年 26.7 坪から +754.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.7 分 → 2022年 23.8 分、+104.0 ％と大きく増加)
元加治駅 20.6 万/坪(昨年同期比 -35.7 ％)
元加治駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.6万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -35.7％( -11.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 64.7 坪から +26.2 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示