【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜12月期の西武池袋線 (所沢駅～吾野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -11.8％( -4.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 282 件(１年前(2018年)に比べて -21.2％( -76件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.0 坪 (昨年 72.3 坪から +10.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。稲荷山公園駅、高麗駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは吾野駅で昨年に比べ +278.0 ％、坪単価は 3.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(吾野駅、高麗駅)は +163.0 ％(坪単価 +3.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西所沢駅、東飯能駅)は -28.4 ％(坪単価 -14.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.9 ％ → 2019年 7.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 18.5 分 → 2019年 21.2 分、+14.6 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -0.5％( -0.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 18 件(１年前(2018年)に比べて -53.8％( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吾野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +278.0％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 西武池袋線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 所沢駅 | 78.6万/坪 (78.8坪) | 78.9万/坪 (59.8坪) | 72.0万/坪 (44.2坪) |
| 西所沢駅 | 37.7万/坪 (89.5坪) | 62.6万/坪 (61.7坪) | 51.1万/坪 (89.5坪) |
| 小手指駅 | 50.9万/坪 (77.2坪) | 47.6万/坪 (65.1坪) | 45.9万/坪 (69.1坪) |
| 狭山ケ丘駅 | 30.4万/坪 (66.4坪) | 32.8万/坪 (92.1坪) | 24.6万/坪 (81.1坪) |
| 武蔵藤沢駅 | 32.8万/坪 (54.8坪) | 34.5万/坪 (89.4坪) | 32.9万/坪 (112坪) |
| 稲荷山公園駅 | 20.5万/坪 (61.3坪) | 15.3万/坪 (39.3坪) | 44.4万/坪 (30.3坪) |
| 入間市駅 | 23.8万/坪 (193坪) | 28.5万/坪 (69.1坪) | 27.7万/坪 (102坪) |
| 仏子駅 | 18.1万/坪 (104坪) | 18.4万/坪 (52.3坪) | 20.3万/坪 (121坪) |
| 元加治駅 | 22.1万/坪 (63.2坪) | 22.4万/坪 (55.3坪) | 17.9万/坪 (84.4坪) |
| 飯能駅 | 21.0万/坪 (81.9坪) | 20.0万/坪 (99.6坪) | 22.0万/坪 (98.4坪) |
| 東飯能駅 | 22.2万/坪 (57.9坪) | 26.7万/坪 (130坪) | 25.2万/坪 (59.8坪) |
| 高麗駅 | 14.1万/坪 (57.5坪) | 9.5万/坪 (74.6坪) | 5.5万/坪 (96.8坪) |
| 武蔵横手駅 | 9.0万/坪 (93.8坪) | - | - |
| 東吾野駅 | - | - | 4.6万/坪 (87.7坪) |
| 吾野駅 | 3.1万/坪 (45.4坪) | 0.8万/坪 (245坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
吾野駅 3.1 万/坪(昨年同期比 +278.0 ％)
吾野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +278.0％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 245.0 坪から -81.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 9.0 分 → 2019年 6.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
高麗駅 14.1 万/坪(昨年同期比 +47.9 ％)
高麗駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.1万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +47.9％( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 74.6 坪から -23.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 13.0 分 → 2019年 18.7 分、+43.6 ％と大きく増加)
西所沢駅 37.7 万/坪(昨年同期比 -39.8 ％)
西所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.7万円/坪(11.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -39.8％( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2018年)に比べて -5.6％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 61.7 坪から +45.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 10.4 分 → 2019年 12.4 分、+18.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 11.8 ％)
東飯能駅 22.2 万/坪(昨年同期比 -17.0 ％)
東飯能駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.2万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -17.0％( -4.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2018年)に比べて +38.9％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 57.9 坪 (昨年 129.9 坪から -55.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.6 ％ → 2019年 8.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.7 分 → 2019年 21.4 分、+28.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示