【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の東武東上本線 (和光市駅~寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.6万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +20.4%( +7.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 180 件(1年前(2022年)に比べて -19.6%( -44件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 104.7 坪 (昨年 105.8 坪から -1.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。ふじみ野駅、川越駅、川越市駅、霞ケ関駅、北坂戸駅、東松山駅、森林公園駅、つきのわ駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鉢形駅で昨年に比べ +340.0 %、坪単価は 4.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(鉢形駅、和光市駅)は +279.2 %(坪単価 +29.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴瀬駅、小川町駅)は -58.9 %(坪単価 -18.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 4.5 % → 2023年 4.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった朝霞駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.8万円/坪(28.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +9.8%( +8.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて -10.0%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小川町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -46.2%( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
東武東上本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
和光市駅 | 81.0万/坪 (161坪) | 25.4万/坪 (275坪) | 96.6万/坪 (111坪) |
朝霞駅 | 92.8万/坪 (32.3坪) | 84.5万/坪 (44.9坪) | 106万/坪 (56.0坪) |
朝霞台駅 | 59.6万/坪 (165坪) | 61.5万/坪 (54.8坪) | 68.8万/坪 (29.9坪) |
志木駅 | 79.0万/坪 (60.5坪) | 101万/坪 (38.4坪) | 96.1万/坪 (63.6坪) |
柳瀬川駅 | 44.1万/坪 (18.2坪) | 74.3万/坪 (196坪) | 49.1万/坪 (188坪) |
みずほ台駅 | 68.9万/坪 (110坪) | 82.7万/坪 (69.3坪) | 61.1万/坪 (82.0坪) |
鶴瀬駅 | 13.4万/坪 (138坪) | 47.0万/坪 (92.8坪) | 34.6万/坪 (114坪) |
ふじみ野駅 | 85.9万/坪 (129坪) | 56.6万/坪 (59.0坪) | 45.7万/坪 (110坪) |
上福岡駅 | 50.4万/坪 (69.6坪) | 46.2万/坪 (62.9坪) | 38.4万/坪 (141坪) |
新河岸駅 | 45.6万/坪 (26.9坪) | 45.0万/坪 (97.9坪) | 37.5万/坪 (52.2坪) |
川越駅 | 52.4万/坪 (140坪) | 29.0万/坪 (120坪) | 53.5万/坪 (79.6坪) |
川越市駅 | 88.2万/坪 (40.8坪) | 65.2万/坪 (55.6坪) | 74.9万/坪 (52.6坪) |
霞ケ関駅 | 27.3万/坪 (84.4坪) | 18.6万/坪 (223坪) | 20.3万/坪 (158坪) |
鶴ケ島駅 | 24.4万/坪 (83.2坪) | 25.8万/坪 (98.2坪) | 20.0万/坪 (94.3坪) |
若葉駅 | 37.0万/坪 (82.6坪) | 12.2万/坪 (145坪) | 32.0万/坪 (77.1坪) |
坂戸駅 | 19.8万/坪 (75.6坪) | 23.8万/坪 (86.8坪) | 20.9万/坪 (66.6坪) |
北坂戸駅 | 26.1万/坪 (85.0坪) | 15.0万/坪 (72.6坪) | 15.6万/坪 (79.2坪) |
高坂駅 | 9.8万/坪 (168坪) | 13.1万/坪 (116坪) | 15.1万/坪 (174坪) |
東松山駅 | 13.0万/坪 (115坪) | 8.3万/坪 (167坪) | 13.1万/坪 (101坪) |
森林公園駅 | 17.6万/坪 (90.8坪) | 9.6万/坪 (67.7坪) | 7.1万/坪 (189坪) |
つきのわ駅 | 14.5万/坪 (81.7坪) | 10.7万/坪 (232坪) | 6.1万/坪 (153坪) |
武蔵嵐山駅 | 15.0万/坪 (81.1坪) | - | 8.8万/坪 (79.3坪) |
小川町駅 | 3.0万/坪 (169坪) | 5.5万/坪 (169坪) | 6.5万/坪 (137坪) |
東武竹沢駅 | - | 3.2万/坪 (72.6坪) | - |
みなみ寄居駅 | - | - | - |
男衾駅 | - | 2.5万/坪 (40.8坪) | 3.9万/坪 (95.8坪) |
鉢形駅 | 4.0万/坪 (60.5坪) | 0.9万/坪 (33.3坪) | 4.5万/坪 (198坪) |
玉淀駅 | - | - | - |
寄居駅 | 6.7万/坪 (71.1坪) | 8.7万/坪 (205坪) | 6.1万/坪 (78.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鉢形駅 4.0 万/坪(昨年同期比 +340.0 %)
鉢形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +340.0%( +3.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 33.3 坪から +81.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 23.0 分 → 2023年 13.0 分、-43.5 %と大きく減少)
和光市駅 81.0 万/坪(昨年同期比 +218.3 %)
和光市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.0万円/坪(24.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +218.3%( +55.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2022年)に比べて +1500.0%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 161.1 坪 (昨年 275.3 坪から -41.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 19.4 分、-35.2 %と大きく減少)
鶴瀬駅 13.4 万/坪(昨年同期比 -71.5 %)
鶴瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -71.5%( -33.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -64.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 137.6 坪 (昨年 92.8 坪から +48.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.8 分 → 2023年 27.0 分、+51.5 %と大きく増加)
小川町駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -46.2 %)
小川町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -46.2%( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 169.2 坪 (昨年 169.4 坪から -0.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 32.5 分 → 2023年 23.9 分、-26.6 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示