【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年7月〜9月期の東武東上本線 (和光市駅～寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.7万円/坪(12.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +16.4％( +6.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 159 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 94.0 坪 (昨年 87.4 坪から +7.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 17 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。和光市駅、朝霞台駅、柳瀬川駅、みずほ台駅、川越駅、鶴ケ島駅、北坂戸駅、東松山駅、つきのわ駅、男衾駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東松山駅で昨年に比べ +95.3 ％、坪単価は 15.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(東松山駅、みずほ台駅)は +91.8 ％(坪単価 +29.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(寄居駅、川越市駅)は -57.1 ％(坪単価 -16.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 23.3 分 → 2019年 19.0 分、-18.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.3 ％ → 2019年 4.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった朝霞台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +54.0％( +40.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった寄居駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -61.9％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武東上本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和光市駅 | 102万/坪 (135坪) | 69.7万/坪 (60.0坪) | 81.9万/坪 (35.2坪) |
| 朝霞駅 | 63.2万/坪 (133坪) | 70.4万/坪 (32.7坪) | 74.3万/坪 (107坪) |
| 朝霞台駅 | 116万/坪 (25.4坪) | 75.4万/坪 (72.8坪) | 76.2万/坪 (30.6坪) |
| 志木駅 | 61.2万/坪 (135坪) | 64.0万/坪 (66.4坪) | 80.2万/坪 (50.5坪) |
| 柳瀬川駅 | 82.9万/坪 (56.7坪) | 63.1万/坪 (28.4坪) | 59.5万/坪 (10.6坪) |
| みずほ台駅 | 111万/坪 (86.2坪) | 58.8万/坪 (44.4坪) | 36.0万/坪 (180坪) |
| 鶴瀬駅 | 58.9万/坪 (185坪) | 53.8万/坪 (65.0坪) | 50.9万/坪 (126坪) |
| ふじみ野駅 | 37.2万/坪 (141坪) | 34.3万/坪 (52.1坪) | 57.9万/坪 (103坪) |
| 上福岡駅 | 45.8万/坪 (86.8坪) | 51.1万/坪 (96.5坪) | 54.8万/坪 (52.2坪) |
| 新河岸駅 | 48.4万/坪 (36.3坪) | 40.6万/坪 (97.2坪) | 39.5万/坪 (36.3坪) |
| 川越駅 | 74.0万/坪 (64.5坪) | 44.5万/坪 (94.6坪) | 49.0万/坪 (59.9坪) |
| 川越市駅 | 26.3万/坪 (54.1坪) | 55.3万/坪 (42.4坪) | 50.3万/坪 (84.4坪) |
| 霞ケ関駅 | 37.1万/坪 (52.2坪) | 32.1万/坪 (37.1坪) | 12.8万/坪 (46.3坪) |
| 鶴ケ島駅 | 24.5万/坪 (73.9坪) | 17.7万/坪 (68.7坪) | 27.9万/坪 (63.7坪) |
| 若葉駅 | 35.0万/坪 (110坪) | 34.4万/坪 (84.3坪) | 27.7万/坪 (65.5坪) |
| 坂戸駅 | 20.9万/坪 (101坪) | 24.5万/坪 (103坪) | 24.5万/坪 (123坪) |
| 北坂戸駅 | 34.8万/坪 (57.5坪) | 22.4万/坪 (125坪) | 20.5万/坪 (84.1坪) |
| 高坂駅 | 9.5万/坪 (85.3坪) | 19.0万/坪 (65.5坪) | 16.7万/坪 (95.8坪) |
| 東松山駅 | 15.3万/坪 (73.8坪) | 7.8万/坪 (130坪) | 11.4万/坪 (88.5坪) |
| 森林公園駅 | 7.5万/坪 (144坪) | 6.6万/坪 (108坪) | 13.9万/坪 (204坪) |
| つきのわ駅 | 18.4万/坪 (99.8坪) | 11.7万/坪 (125坪) | 4.6万/坪 (121坪) |
| 武蔵嵐山駅 | 9.9万/坪 (51.4坪) | 9.0万/坪 (154坪) | 9.7万/坪 (64.8坪) |
| 小川町駅 | 7.3万/坪 (69.2坪) | 8.9万/坪 (115坪) | 3.1万/坪 (230坪) |
| 東武竹沢駅 | - | 0.8万/坪 (191坪) | - |
| みなみ寄居駅 | - | - | - |
| 男衾駅 | 5.6万/坪 (172坪) | 4.7万/坪 (64.5坪) | - |
| 鉢形駅 | 4.9万/坪 (46.9坪) | - | 5.7万/坪 (87.7坪) |
| 玉淀駅 | - | 8.0万/坪 (21.2坪) | - |
| 寄居駅 | 2.4万/坪 (151坪) | 6.2万/坪 (90.8坪) | 9.5万/坪 (103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東松山駅 15.3 万/坪(昨年同期比 +95.3 ％)
東松山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +95.3％( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 73.8 坪 (昨年 129.6 坪から -43.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 37.7 分 → 2019年 23.8 分、-36.9 ％と大きく減少)
みずほ台駅 110.7 万/坪(昨年同期比 +88.3 ％)
みずほ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +88.3％( +51.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 44.4 坪から +94.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 16.2 分 → 2019年 13.6 分、-16.3 ％と減少)
寄居駅 2.4 万/坪(昨年同期比 -61.9 ％)
寄居駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -61.9％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 90.8 坪から +66.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 27.7 分 → 2019年 13.0 分、-53.0 ％と大きく減少)
川越市駅 26.3 万/坪(昨年同期比 -52.4 ％)
川越市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.3万円/坪(8.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -52.4％( -28.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 54.1 坪 (昨年 42.4 坪から +27.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.3 分 → 2019年 22.0 分、+53.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示