【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR武蔵野線 (南流山駅～西船橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.8万円/坪(15.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.2％( -5.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて -22.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 112.3 坪 (昨年 102.1 坪から +10.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。南流山駅、西船橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西船橋駅で昨年に比べ +26.1 ％、坪単価は 76.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(西船橋駅、南流山駅)は +24.3 ％(坪単価 +14.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新松戸駅、新八柱駅)は -42.4 ％(坪単価 -26.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 3.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.1万円/坪(23.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +26.1％( +15.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新松戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -49.7％( -30.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR武蔵野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 南流山駅 | 70.0万/坪 (131坪) | 57.1万/坪 (105坪) | 51.7万/坪 (55.8坪) |
| 新松戸駅 | 31.1万/坪 (276坪) | 61.9万/坪 (157坪) | 24.4万/坪 (68.1坪) |
| 新八柱駅 | 40.6万/坪 (87.4坪) | 62.4万/坪 (66.6坪) | 69.1万/坪 (33.3坪) |
| 東松戸駅 | 72.4万/坪 (31.8坪) | 86.2万/坪 (49.9坪) | - |
| 市川大野駅 | 32.1万/坪 (79.2坪) | 44.5万/坪 (54.8坪) | 38.2万/坪 (71.5坪) |
| 船橋法典駅 | 36.3万/坪 (52.2坪) | 43.6万/坪 (105坪) | 30.8万/坪 (58.5坪) |
| 西船橋駅 | 76.1万/坪 (79.2坪) | 60.3万/坪 (80.9坪) | 96.9万/坪 (99.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西船橋駅 76.1 万/坪(昨年同期比 +26.1 ％)
西船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.1万円/坪(23.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +26.1％( +15.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 80.9 坪から -2.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 22.0 分 → 2022年 13.3 分、-39.4 ％と大きく減少)
南流山駅 70.0 万/坪(昨年同期比 +22.6 ％)
南流山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.0万円/坪(21.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +22.6％( +12.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 131.4 坪 (昨年 104.6 坪から +25.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.0 分 → 2022年 16.0 分、+23.1 ％と大きく増加)
新松戸駅 31.1 万/坪(昨年同期比 -49.7 ％)
新松戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -49.7％( -30.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 276.3 坪 (昨年 156.8 坪から +76.2 ％増)。
新八柱駅 40.6 万/坪(昨年同期比 -35.0 ％)
新八柱駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.6万円/坪(12.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -35.0％( -21.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.4 坪 (昨年 66.6 坪から +31.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 10.0 分 → 2022年 11.0 分、+10.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示