【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR成田線 (佐倉駅～松岸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +4.7％( +0.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 61 件(１年前(2021年)に比べて -9.0％( -6件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 129.6 坪 (昨年 88.0 坪から +47.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。成田駅、滑河駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは滑河駅で昨年に比べ +66.5 ％、坪単価は 4.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(滑河駅、成田駅)は +47.8 ％(坪単価 +4.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下総豊里駅、佐原駅)は -47.4 ％(坪単価 -1.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 ％ → 2022年 1.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.0 ％ → 2022年 1.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.0万円/坪(8.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +29.1％( +6.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下総豊里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.30万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -52.6％( -1.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR成田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | 14.8万/坪 (149坪) | 12.8万/坪 (134坪) | 11.2万/坪 (108坪) |
| 酒々井駅 | - | 3.2万/坪 (190坪) | 9.2万/坪 (71.8坪) |
| 成田駅 | 29.0万/坪 (106坪) | 22.4万/坪 (50.4坪) | 21.2万/坪 (106坪) |
| 成田空港駅 | - | - | - |
| 久住駅 | - | 0.5万/坪 (200坪) | 19.8万/坪 (60.5坪) |
| 滑河駅 | 4.6万/坪 (88.1坪) | 2.7万/坪 (41.6坪) | 2.8万/坪 (50.5坪) |
| 下総神崎駅 | 3.8万/坪 (87.1坪) | 3.9万/坪 (94.7坪) | 2.2万/坪 (51.4坪) |
| 大戸駅 | - | 9.1万/坪 (95.3坪) | 3.9万/坪 (223坪) |
| 佐原駅 | 3.8万/坪 (243坪) | 6.5万/坪 (74.6坪) | 7.9万/坪 (182坪) |
| 香取駅 | - | - | - |
| 水郷駅 | - | - | - |
| 小見川駅 | 3.0万/坪 (216坪) | 4.5万/坪 (115坪) | 5.2万/坪 (110坪) |
| 笹川駅 | - | 2.8万/坪 (142坪) | 2.1万/坪 (218坪) |
| 下総橘駅 | - | - | - |
| 下総豊里駅 | 1.0万/坪 (64.0坪) | 2.1万/坪 (96.8坪) | 5.7万/坪 (87.7坪) |
| 椎柴駅 | - | - | - |
| 松岸駅 | 4.5万/坪 (78.7坪) | 4.0万/坪 (116坪) | 3.2万/坪 (173坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
滑河駅 4.6 万/坪(昨年同期比 +66.5 ％)
滑河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +66.5％( +1.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 88.1 坪 (昨年 41.6 坪から +111.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 52.5 分 → 2022年 39.5 分、-24.8 ％と大きく減少)
成田駅 29.0 万/坪(昨年同期比 +29.1 ％)
成田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.0万円/坪(8.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +29.1％( +6.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 50.4 坪から +110.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 20.7 分 → 2022年 25.5 分、+23.1 ％と大きく増加)
下総豊里駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -52.6 ％)
下総豊里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.30万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -52.6％( -1.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 96.8 坪から -33.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 21.5 分 → 2022年 24.7 分、+14.7 ％と増加)
佐原駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -42.2 ％)
佐原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -42.2％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 242.8 坪 (昨年 74.6 坪から +225.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 29.3 分 → 2022年 39.2 分、+33.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示