【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期の東武野田線 (川間駅～船橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.2万円/坪(14.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -0.7％( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 97 件(１年前(2022年)に比べて -7.6％( -8件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 70.8 坪 (昨年 71.9 坪から -1.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。野田市駅、江戸川台駅、初石駅、豊四季駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新鎌ケ谷駅で昨年に比べ +548.3 ％、坪単価は 66.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(新鎌ケ谷駅、鎌ケ谷駅)は +456.2 ％(坪単価 +41.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(愛宕駅、川間駅)は -46.5 ％(坪単価 -10.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.7 ％ → 2023年 7.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 1.9 ％ → 2023年 1.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった流山おおたかの森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +9.0％( +9.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川間駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -45.7％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武野田線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川間駅 | 11.8万/坪 (101坪) | 21.7万/坪 (90.0坪) | 10.1万/坪 (73.5坪) |
| 七光台駅 | - | - | - |
| 清水公園駅 | 39.4万/坪 (48.4坪) | 19.3万/坪 (36.3坪) | 19.4万/坪 (55.5坪) |
| 愛宕駅 | 12.5万/坪 (244坪) | 23.7万/坪 (53.8坪) | 21.1万/坪 (57.9坪) |
| 野田市駅 | 22.1万/坪 (62.5坪) | 17.9万/坪 (137坪) | 16.2万/坪 (44.3坪) |
| 梅郷駅 | 16.3万/坪 (83.2坪) | 15.1万/坪 (43.5坪) | 12.2万/坪 (104坪) |
| 運河駅 | 22.2万/坪 (79.4坪) | 34.0万/坪 (42.9坪) | 24.0万/坪 (154坪) |
| 江戸川台駅 | 53.8万/坪 (71.8坪) | 27.3万/坪 (72.3坪) | 46.1万/坪 (41.2坪) |
| 初石駅 | 73.1万/坪 (48.9坪) | 51.7万/坪 (53.3坪) | 40.4万/坪 (55.2坪) |
| 流山おおたかの森駅 | 111万/坪 (52.2坪) | 101万/坪 (56.0坪) | 80.5万/坪 (68.4坪) |
| 豊四季駅 | 59.3万/坪 (40.3坪) | 38.9万/坪 (83.9坪) | 46.1万/坪 (44.8坪) |
| 柏駅 | 53.5万/坪 (98.8坪) | 60.4万/坪 (67.8坪) | 57.3万/坪 (81.5坪) |
| 新柏駅 | 50.1万/坪 (35.3坪) | 44.7万/坪 (108坪) | 44.3万/坪 (64.3坪) |
| 増尾駅 | 33.4万/坪 (72.1坪) | 36.1万/坪 (59.0坪) | 24.7万/坪 (58.6坪) |
| 逆井駅 | 28.9万/坪 (57.5坪) | 32.5万/坪 (53.4坪) | 19.2万/坪 (102坪) |
| 高柳駅 | 38.3万/坪 (45.8坪) | 13.6万/坪 (73.1坪) | 36.3万/坪 (91.8坪) |
| 六実駅 | 34.3万/坪 (37.3坪) | 30.2万/坪 (46.4坪) | 20.1万/坪 (82.7坪) |
| 新鎌ケ谷駅 | 66.6万/坪 (33.3坪) | 10.3万/坪 (23.4坪) | - |
| 鎌ケ谷駅 | 34.7万/坪 (55.2坪) | 7.5万/坪 (28.7坪) | 33.1万/坪 (32.8坪) |
| 馬込沢駅 | 32.9万/坪 (54.7坪) | 30.5万/坪 (85.1坪) | 41.2万/坪 (37.0坪) |
| 塚田駅 | - | 80.0万/坪 (44.6坪) | 8.2万/坪 (249坪) |
| 新船橋駅 | - | 165万/坪 (12.1坪) | 61.4万/坪 (40.8坪) |
| 船橋駅 | 110万/坪 (77.9坪) | 104万/坪 (125坪) | 106万/坪 (53.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新鎌ケ谷駅 66.6 万/坪(昨年同期比 +548.3 ％)
新鎌ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.6万円/坪(20.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +548.3％( +56.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 23.4 坪から +41.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 21.0 分 → 2023年 12.0 分、-42.9 ％と大きく減少)
鎌ケ谷駅 34.7 万/坪(昨年同期比 +364.0 ％)
鎌ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.7万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +364.0％( +27.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 28.7 坪から +92.1 ％増)。
愛宕駅 12.5 万/坪(昨年同期比 -47.4 ％)
愛宕駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.5万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -47.4％( -11.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 244.0 坪 (昨年 53.8 坪から +353.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.6 分 → 2023年 20.0 分、+108.3 ％と大きく増加)
川間駅 11.8 万/坪(昨年同期比 -45.7 ％)
川間駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -45.7％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 90.0 坪から +12.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 25.5 分 → 2023年 48.7 分、+90.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示