【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期の東京メトロ東西線 (浦安駅~西船橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +7.0%( +8.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 66 件(1年前(2022年)に比べて +53.5%( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.8 坪 (昨年 67.4 坪から -3.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。浦安駅、行徳駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは浦安駅で昨年に比べ +57.0 %、坪単価は 165 万円/坪となった。
上位 2 駅(浦安駅、行徳駅)は +52.2 %(坪単価 +66.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南行徳駅、妙典駅)は -14.8 %(坪単価 -23.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 16.3 % → 2023年 12.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった行徳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 228万円/坪(68.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +47.4%( +73.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.5万円/坪(24.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -7.4%( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
東京メトロ東西線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
浦安駅 | 165万/坪 (45.2坪) | 105万/坪 (41.8坪) | 124万/坪 (52.8坪) |
南行徳駅 | 125万/坪 (44.5坪) | 152万/坪 (65.3坪) | 125万/坪 (61.4坪) |
行徳駅 | 228万/坪 (70.9坪) | 155万/坪 (42.4坪) | 148万/坪 (25.0坪) |
妙典駅 | 153万/坪 (69.8坪) | 174万/坪 (86.2坪) | 116万/坪 (73.0坪) |
原木中山駅 | 80.7万/坪 (102坪) | 82.6万/坪 (121坪) | 125万/坪 (25.0坪) |
西船橋駅 | 80.5万/坪 (74.9坪) | 86.9万/坪 (66.6坪) | 86.6万/坪 (47.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浦安駅 164.6 万/坪(昨年同期比 +57.0 %)
浦安駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +57.0%( +59.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2022年)に比べて +183.3%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 45.2 坪 (昨年 41.8 坪から +8.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 10.8 分 → 2023年 12.5 分、+15.1 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 5.9 %)
行徳駅 227.9 万/坪(昨年同期比 +47.4 %)
行徳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 228万円/坪(68.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +47.4%( +73.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 70.9 坪 (昨年 42.4 坪から +67.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.3 分 → 2023年 7.6 分、-26.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.1 % → 2023年 22.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 11.1 % → 2023年 11.1 %)
南行徳駅 125.4 万/坪(昨年同期比 -17.3 %)
南行徳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -17.3%( -26.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2022年)に比べて +42.9%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.5 坪 (昨年 65.3 坪から -31.9 %減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 20.0 %)
妙典駅 152.6 万/坪(昨年同期比 -12.3 %)
妙典駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 153万円/坪(46.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -12.3%( -21.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 69.8 坪 (昨年 86.2 坪から -19.0 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 7.4 分 → 2023年 8.4 分、+13.5 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 14.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示